鎌倉の四季
さて、また茶道具を入手してしまった 御覧のとおりの竹花入れ 寸切竹花入れ 銘「伏乕」 江戸時代後期 充分寝かせた美竹 スラリとした端正なすがたでありながら 中節下にある自然を活かした寂び枯山水が 花入れ全体に重厚感と高い品性を醸し出す しかし、なん…
さてと、5月も終わって、ここ御成山山中も日ごとに湿気の気配が漂ってくる・・・・ そうなると小動物類が今や遅しとばかりに天地から湧き出てくるのだ 「溜まり水を徘徊する蝸牛二匹 奇才 谷 文晁 画 江戸時代」 そう、真っ先に現れるのがトカゲ こいつは無…
北大路魯山人作 黄瀬戸向付 今、鎌倉御成山の山中では沙羅、岩たばこがひっそりと咲いている 一か月ほど山頂には上っていないが去年暮れに倒れ掛かった杉の木が気になる 明日辺り植木屋さんといってみようか さてと、久し振りに吉祥寺で呑んだ 気持ちのいい…
恒例 碧水舎道場飾り 本年は花が少なく苦労しました 謹んで新年のご挨拶をさせていただきます さて、2021年恒例の居合初抜きは 当碧水舎道場に於いて無事開催することが出来ました 昨今のことを考慮すれば流石に自重せねばと思案六法したものでした しか…
Jiri CHADIMA(ハディマ) チェコスロバキア 鎌倉でも漸く春霞が山河を包みはじめた 朝6時、軒先に出れば眼下に見遣る鎌倉市街、そして鎌倉海岸辺り 薄明りに照らされた白もやが微妙ないろに変化して幻想的な世界を醸し出す さて、ここに取り上…
平成30年も色々でした しかし、紅葉は有ったか無かったか 少なくとも鎌倉はなかった・・・・・ナ まあ、様々な自然現象が重なった結果 受容するしかない (12月23日、遅まきながら母屋の茶室庭先に色めく紅葉) は、兎も角、アッという間の師走ですネ …
ここんとこ、肌寒かったり、暑かったりで天候も安定しないのは6月の慣わし で、昨日は10月27日に鎌倉で開催される居合大会を睨んでの下見だった 雨のなか、長谷大仏横にある老舗「華正櫻」にて会長、拙僧弟子とで試食と相成った 味は兎も角、昭和初期ま…
当山房、4月から5月初めまではシャガの花が絨毯を引きつめたようにビッシリ しかしそれも終わりを告げ、今は皐月が艶やかに咲き乱れている 湿気を好むしゃが花が陰とすれば日当たりに咲く皐月は陽といったところか その皐月の蜜を慾して白、あるいは紫、黒…
拙宅山頂のサクラ咲いた、で一首 鎌倉のもののふが香やさくらかな御高笑ください
鎌倉の海を南面に見遣る拙僧が庭の白梅でいちばん遅咲きのやつがいま散り始めている こうなると当然のように桜の開花が待ちどうしくなってくる それにしてもこの季節の草木の移ろいは約束されたように一定のリズムがある めまぐるしく不規則に動く人間社会を…
昨日関東に降った雪は鎌倉にも10センチ程積もった しかし雪質としては湿っていたせいか、わりと早く溶けたのは幸いだな 4年前のときは20センチは積もったようでその振りようったら容赦がなかった 大船で電車が動けず締め出されて一晩、駅構内で過ごすと…
拙僧の住処、三畳台目の茶室からは朝な夕なに蝉の鳴き声がとても喧しい 自然の巡り会わせとは言うものの、春夏秋冬、日本の四季ほどはっきりしたところはほかにないのではないか 生を享けて以来、日に日にそのことの大事さを想う今日この頃 そう想いつつ、此…
さてと、今年の桜は、ってーと 例年になく今年はケッコー持ったほうではないか 鎌倉は勿論だが東京も今日現在、満開だゾイ で、3日前は日中の冷雨も止んだ帰り方々、八重洲口から日本橋丸善と高島屋までのさくら並木をフラフラ 100メートル彊の染井吉野…
謹んで新年の御挨拶をさせていただきます 今年はアメリカ大統領のトランプ氏が自国をどうしたいのか、 それは世界を何処までかき回すのか、ということになります いずれにしましても大変な1年、いや2年になりそうです さて、恒例でありますところの、当碧…
めっきり冬になっちまって、今年は秋の気配もなにもあったものではなく、季節感のない、とてもつまらない後半と相成りました さて、先月、当碧水舎居合道場にてちょっとしたイベントが催されたので序でに記録させていただきます 遥々ベルギーから6人の西洋…
さてと、早速平成28年1月3日の初抜き居合いと茶事のおはなしの続きをば! (左写真は元旦の道場飾り半ば) この日は天気も上々、早朝からの拙僧、母屋から道場、茶室への何回もの往復で既にクタクタ 道具の運びから水屋掃除、はたまた道場の花飾りの準備…
(写真は剪定された山茶花に囲まれた雲襄亭の蹲) さてと、本題に入る前に大晦日の出来事をひとつ・・・・・ この日は当山、茶室雲襄亭では恒例の行事、一年の感謝と、向う新年への期待を籠めた除夜の鐘撞き そりゃアー、朝から庭師兼大工さんに、ここ2年ほ…
夏山行以来、仕事だの居合だの、はたまたゴルフだのとバタバタした日が続いちまった・・・・ナ 鎌倉の紅葉は全然だが先日の日帰り仕事で行った 軽井沢なんぞはもう終ってたなア でも、横にいた会社の社長とかは「いまがサイコーですゼ、センセー」なんて云っ…
梅雨も上がってここ鎌倉も御他聞に漏れずド暑い夏が・・・ 恒例の鎌倉花火大会はなんと中止 新聞読んでわかったことですが毎回度に打ち上げ花火の旅客船団ならぬ東京湾からの火薬打上げ船団が出張とか・・・ そして江ノ島沿岸に停泊、満を持してイザ出陣、っ…
さてと、世間では梅雨の真っ最中 どんよりとした曇り空から降りてくる霧雨はたとえ傘をひろげようが何処からも忍び込んでくる 一時間もすれば全身が湿りだしてやがてはジト、っと・・・・ そして鬱屈としたものが溜まりだし、いらぬことまで思い出しては悲し…
(左写真は門から入った正面燈籠後方石垣に咲く著莪の花) 春を賑わした花々もサッと、あるいはモノによってはジタバタと散っていってしまった そして鎌倉の山々は愈々緑が深まっていく・・・は、森羅万象が出来事 ゆえにいつものとおり素直に受容してていく…
(左は当碧雲山房山内の北側に咲く山ざくら) 久し振りな散文を・・・ 早朝、家を出てまだまだ回りはさくらが残ってるんで、ふと当山を振り返ったところ、その中腹に薄い霞に煙った山ざくらが散ることもなく拙僧の眼に飛び込んできたんでおもわずパチリ おも…
今年もオっと11月がきてしまった(右下は当碧雲山房から観る11月13日6時半の旭日) ったく、ゴルフも全然上手くならないし、といって軟鉄アイアンはどんどん増えていくしサ おかげさまで拙宅の三畳台目茶室はアイアンと茶道具だらけで寝る場所もない …
今年の鎌倉での、っていうか拙宅付近の山、っていったほうが良いかもしれないが秋の到来は理想的 なにが、ってゆーと拙僧の天敵である蚊が激減していつもの半ズボンで山内を闊歩していてもヤラれないのです 例年ですとちょっと足元の草をムシってただけで、…
さてと、久し振りなご登場です ここ碧雲山房のつくつく帽子蝉の声も悲しいほど小さくなっちゃって、正に残暑も終わりを告げようとしております で、1月の茶事、ってゆーか、宴会みたいなブログ出したっきりで半年以上もアにやってんだヨー、とか云われそう…
にしても居合と茶の湯、催すたびにいつも考える なにをって、そのこころとかたちの共通点の存在、がだ・・・・・ 探れば探るほどに太く細く結びついてくるのだが果たして万人が認めるか、となるとまずは理論武装しないといけないがこれについては語る側もさ…
さて、あっという間に1月の満月はお開きで半月を過ぎました 忘れないうちに恒例の当鎌倉碧雲山房は碧水舎での無双直伝英信流山内派の初抜居合と雲襄亭における宴、それと粗茶一服の行事の御報告をば こちらも無事和気藹々のうちに三々五々、綺麗にお開きに…
新年明けましておめでとうございます 御覧のとおりの当碧雲山房における正月雰囲気を御二つばかり・・・・・ 山頂は雲襄亭での旭日であります ちょうどこの位置の麓には大変地味ですが雰囲気抜群の妙本寺があります この寺を訪れた感受性豊かな方々は感じた…
タイフーン28、29号は幸いに日本列島をかすめ、余計な雨雲も全て一掃、本日27日のここ鎌倉は秋晴れこの上なし さてと、当碧雲山房ではこの日曜日、朝の8時半から藤沢、川崎、そして地元の鎌倉辺りから、いい大人が車やら電車やらで当山房を目掛け、い…
周りは暑く身体も熱ウー、冬は沢山着れば逃げられるがこの季節はこれ以上どーしよーもないものだから余計なエスカレーションがさらに火を呼ぶのだ さて、大変恐縮だがこーいうときの世間様からのいただき物は天にも昇る思いでとても嬉しいものだ それは第一…