高麗青磁

数寄モノ語り その177 2月の波音

例年2月初頭の茶事案内は、なんとなく欠席 しかし、師走に数寄者御夫婦と約束した神楽坂の懐石料理は実行と相成った これには少しく事情があったのだった この懐石屋、その名も「一文字」 勿論、店も張ってるが、所謂、出張専門の懐石料理屋 しかし、茶会と…

数寄者石山政義の時空遊泳その117 京都 夕ざりの茶事

拙僧の住処、三畳台目の茶室からは朝な夕なに蝉の鳴き声がとても喧しい 自然の巡り会わせとは言うものの、春夏秋冬、日本の四季ほどはっきりしたところはほかにないのではないか 生を享けて以来、日に日にそのことの大事さを想う今日この頃 そう想いつつ、此…