2020-01-01から1年間の記事一覧

数寄モノ語り その168 ゴルフ場の柿が渋いぜ

晩秋の富士山麓に生える柿の陰影 なんだかんだで11月も終わりだナ 今年は古美術商巡りが随分減った 週一は必ずといってよいほど足繁く通ったものだった 銀座から始まって京橋をはしご、そして日本橋へ 勿論、駄ものもあれば極上品もあってサ まさに玉石混…

数寄モノ語り その167 鎌倉碧水舎道場での即効床飾り

道場飾り 「真空」 於碧水舎道場 10月も半ば過ぎ 鎌倉もようやく肌寒くなってきた このまま一気に冷えてくると紅葉が愉しみになってくるのだが・・・ さて、先日、鎌倉碧水舎道場で撮影会があった 私が成り合いとしている居合のそれではなく 弟子の空手撮…

数寄モノ語り その166 闇夜の凄まじい閃光に秋の気配が

西の富士山側から迫りくる雷雲と稲光(鎌倉にて) 函南スプリングスで この日スコアは53の43で96 は、兎も角、昨今の影響のなか 温泉に入れたのは大変な幸せだった ここのは無色透明の単純温泉 近場の熱海、伊東とは違い、塩味はなく、クセもない 寧ろ…

数寄モノ語り その165 みちのくに骨董ロマンを求めたが・・・

古美術は欲と遥かなるロマンがあってナンボのもん それは奥深くその世界に足を踏み込んだからには 明治時代の染付皿「THE IRONS TONE CHINA・MATSUMURA&CO」15㎝×15㎝ 決して抜けられない愉しくも恐ろしい世界 そこは想像を絶する化け物もいれば 御慈悲…

数寄モノ語り その164 お盆に盆地でゴルフ三昧

北の杜ゴルフ倶楽部から望む南アルプス連山 昨日、盆の真っ只中、ゴルフ友人と山梨のゴルフ場を荒らし回ろうと 二つ返事でいそいそと車にウエポン突っ込んで一路山梨へ 初日はウッドストックCC 北東に秩父連山、南西に南アルプスを遠く垣間見ることができ…

数寄モノ語り その163 真夏の碧(あおい)

吉武弘樹 「碧」 油彩 盛夏、御見舞い申し上げます 連日の雷鳴とスコール サッパリして気持ちいいとおもうのだが 人によっては恐れおののくようだ 自然の生業、っと割り切ってみれば そう悪いモンでもない さて、ここに取り上げたる油彩画一幅をご覧あれ 決…

好きモノ語り その162 ゴルフ最中の一人独酌はタマらなく愉しい

函南GCで 揚げごぼうを肴に冷酒、臥龍梅を嗜む筆者 さて、本日から8月でゲス 事務所は8日から16日まで夏やすみ したがってなにが有っても事務員は免罪 その肩代わりは全て拙僧です は、さておき 長い梅雨も大凡上がったことでもあるし 身もこころも弾…

数寄モノ語り その161 2020年の暑中御見舞い御礼

令和2年7月、いただいたお中元への手製御礼はがきの一部です さてと、なんだかんだと喧しい世間さま そんな喧々諤々のさなかにも関わらず キッチリと礼を尽くしてくださる方々に感謝の気持ちを込めて 拙い絵を認めさせていただきました 時節柄、マスクをし…

数寄モノ語り その160 時節柄、目は口ほどの100倍モノを云う

江戸期の春日灯篭脇の石垣に咲くいわたばこの小群 いま、鎌倉の山中、特に日のあたらない岩、石垣の影では 「いわたばこ」が薄むらさきの小さな花を咲かせている うつつよの喧しさを避けるように いつもの季節にいつものところで・・・・・ さて、去年暮れか…

数寄モノ語り その158 現世と静寂

石段と緑の混然一体、三畳台目茶室への通い路 昨今の事態、にも関わらず 相も変わらずせっせかと鎌倉から東京くんだりまでしている今日この頃 職種柄致し方ないとは云うものの やはり精神的、肉体的には普段とは違うし プレッシャーも掛かるのだ 友人、はた…

数寄モノ語り 石山政義の時空遊泳 その157 令和2年の桜におもう その2 

於風月CC 中コース9Hから さくら開花・・・・・だナ 4月の季節、少し早いが期待どおりに咲いてくれたもんだ ここの桜は9割が山桜で1割が染井吉野 先だっての白帆CCのそれは逆に8割方が染井吉野 その前の習志野CCは全体的に桜が少なかったナ もし…

数寄モノ語り 石山政義の時空遊泳 その156 令和2年という桜は  

習志野は七分咲愛のさくらかな 日本人は梅と桜がなくては一年が始まらない で、梅は鎌倉碧雲山房庭内でそれなりに観覧出来るし 桜、とくれば山桜、染井吉野が裏の御成山にひっそり そしてついには鎌倉の山並みを繚乱狂舞するのだ ところで、ここに取り挙げた…

数寄モノ語り 石山政義の時空遊泳 その155 異才を放つ久保田孝司画伯の油絵  

日本の伝統、水墨技法を彷彿させる久保田孝司の油彩 世の中、いろいろと喧しい しかし、日本の叡智が解決するものと確信 ところで、ここに取り上げたる油絵一点 どんよりと曇った空と青暗い山並み・・・ おそらくは後峰は標高1500メートル前後 前峰の低…

数寄モノ語り 石山政義の時空遊泳 その154 うなぎ屋のお給仕さん

うなぎ屋 「はしもと」の立役者の方々 久し振りに日本橋は八重洲口近くにある「はしもと」でうなぎを食べた 相変わらずのあぶらも程ほどにサッパリしたもので小生としては好きな味だ いつもの二階の掘り炬燵に陣取ってまずはビールをば 酒肴は茶碗蒸しをはじ…

数寄モノの時空遊泳その153 居合弟子の空手10周年参加

悠然と演武に入る筆者 鎌倉で拙僧の弟子が鎌倉は鶴岡会館にて空手10周年記念を主催した 御多分に漏れず碧水舎道場主としの演武とお言葉を懇願されたのだが 体よく断った が、そうは参らず演武だけでもということに相成った次第 しかし、同じ演武でも敵対し…

数寄モノの時空遊泳 その152  令和2年の居合初抜き&茶の湯 その3

令和二年 碧水舎道場飾り 1月4日に執り行われた居合初抜きの道場飾りについて少々語ってみたい 花は例年、庭の蝋梅を中心に寒梅、南天等を挿したものだが 昨年の19号台風で蝋梅は倒れてしまった それでも生きながらえた幹枝から一輪咲いてたものを挿して…

数寄モノ時空遊泳その151 令和2年の居合初抜き&茶の湯その2

雲襄亭で思索する亭主 \ 令和2年の初居合と茶の湯は、御客人、そして裏方の気持ちがマッチ 御成山から見遣る、喧騒な街並みをよそに地味ながらも愉しいひとときであった ところで当日、雲襄亭における亭主振る舞いの雄姿?を撮影した客人が 感謝の意と茶席…

数寄モノの時空遊泳 その150  令和2年の居合初抜き&茶の湯

草庵 雲襄亭へと誘う乱れ石 令和2年、相変わらずの初抜きに山頂草庵雲襄亭でのおせち料理持ち寄り茶の湯 今年は1月4日の9時30分からいつもの御成山拙宅にて 前年師走からの庭から茶室内準備までと、いつもの庭師さんの協力が必須 当日の茶の湯での、道…