令和2年、相変わらずの初抜きに山頂草庵雲襄亭でのおせち料理持ち寄り茶の湯
今年は1月4日の9時30分からいつもの御成山拙宅にて
前年師走からの庭から茶室内準備までと、いつもの庭師さんの協力が必須
当日の茶の湯での、道具の準備等はその味覚とセンスについて自他とも認める道具商の御方がお力添え
もうひとつ、この御方はいつも手作り懐石料理を両手に抱えて入山して下さるのには誠に頭が下がる次第
そして小生の独断と偏見とが組み合わさり、絶妙なコンビネーションがこの小宇宙に光を放つのだ
それでは当日の道具組見合わせをば
於碧水舎道場
床飾り
軸 日の出に鶴の図 狩野伊晴院 筆
花入 古信楽大壺
於雲襄亭
床
軸 鉾に日本国誕生図 渡辺 清 筆
供餅 長嶋屋製
器 呉須赤絵
花 寒椿
器 立鼓 青銅器
懐石&おせち
向付 鯛昆布〆・海鼠等
椀 四つ椀 現代作家造
煮物 蒟蒻・蓮根・人参他
器 三島鉢・呉須赤絵(青呉須)
饅頭 粟餅(こしあん) 長嶋屋製
器 乾山四方平(松の図)
席改め
ここで主客、連客とも、鐘楼に向かい今年の抱負を胸に鐘を突き清々の様子
後入り
床 霊峰富士
水差 古信楽 一重口
釜 古天命 桐紋に分銅環付
茶碗 本手ととや・志野筒
棗 筒蒔絵独楽
薄茶 伊藤園製
以上