鎌倉で拙僧の弟子が鎌倉は鶴岡会館にて空手10周年記念を主催した
御多分に漏れず碧水舎道場主としの演武とお言葉を懇願されたのだが
体よく断った
が、そうは参らず演武だけでもということに相成った次第
しかし、同じ演武でも敵対した二人が木刀を使用した
いわゆる太刀打ちの位をやることでご勘弁を願って収まりがついたのだった
師匠としては誠に頼りないことではあるが
出不精の拙僧としてはどうにも仕方がないのだ
その代償として我が山内派居合の先輩を生贄に差し出した
この御方はそういうところに出演するのが大好きだから
真にありがたいこと極まりなく、頭が下がる
さて、当日は賑やかに随分と盛り上がったもんだった
空手生徒は老若男女、合わせて100人以上はいたのではないか
シニアの組空手を皮切りに子供の部、壮年の部と迫力ある演武を披露
そしていよいよ我々の出番
先に指名された居合範士8段と教士7段の二人はそれぞれが真剣使用の5本を演武
ヤンヤの大喝采
続いて拙僧と相方との組手演武
仕立ちと打ち立ちに別れての組手太刀打ちの位7本
出会い、拳取り、絶妙剣、独妙剣、鍔留め、受流し、そして真向
この相方とは3年ぶりと、久し振りだったが
コンビネーションはまずまず
間合い取り、剣捌きとも及第点だったかな、とおもう
勿論、弟子が演じた空手形、組手も流石、世界2位を彷彿とさせるものであった