於母屋三畳台目床間 定石通り真塗矢筈薄板に12世紀高麗青磁瓶に活けた著莪(シャガ)の蕾・・・ 自然、かたや作為ながら、ともに時空を超え、格、色合いとも、ピタリと一致し、全体に高雅さが感ぜられると拙僧は考えるのだが読者の鑑識は如何
本日、知り合いの一級建築士の方が見えられるということで、これは失礼があってはいかんと、早朝、北東側の山中脇に群生している著莪のうちから、まさに開かんとするものと蕾のままという絶好の一輪があったによって活けてみた。
御当人は10時に当鎌倉碧雲山房に来庵、母屋離れの躙口(にじり)口から三畳台目に席入りしていただたき、昨日、静岡に出張した折りに買ってきた安倍川餅二つばかりを李朝初期三島平小鉢にのせ、食していただき、点じる茶碗、これには偶さか先日、京都から居合の師匠を御招きした折に使用した、格のある高麗は黄伊羅保茶碗で薄茶一服、っということで、ご本人はゆるりと飲みほし、御満悦至極であられた御様子。
一期一会というものがあるとすれば、こんなわずかなひとときにおいても、そのようなことがごくしぜんにさらりと体現することができるのだなと想ったものだ。
石山政義 法務・行政事務所
所長 石山政義
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