鎌倉碧雲山房は雲襄亭主 石山政義による数寄者の時空遊泳その35 

雲襄亭主の時空遊泳 石川丈山その2
梅は散ったか桜はまだかアー、なぞと悠長なことを言ってはみたものの今週は流石に余裕がなくなってしまいそうだ。
営業譲渡の行政側との決着だの、留学から技術への在留資格変更の理由書の作成四本、永住権申請依頼に果ては風俗営業二号申請の赤坂での警察関係者との実査立会いだのと、こちとらア、黒いザック一本背負って東から西へと渡り鳥の如く俊敏に凡そ時速10キロで足早に立ち回っておる毎日なのだ。
とか青息吐息しつつも、ちょっとブログをば、ヘヘッ。

於当山鎌倉碧雲山房 本紙に関しましては見識の高い読者のこととて注釈するもでもないのかなと存じますが表具が優れています。
すなわち一文字、風帯が牡丹唐草紋金襴、中回しが雲鶴紋銀襴、天地は江戸草木染めだろうか、軸端は黒檀、ってことで彼の、武者として数寄者として、身分相応の表具だ。

さて、先日のブログ(時空遊泳その33)で、たまさか石川丈山の人となりと彼の得意とした隷書について述べさせていたいたが、その折に丈山のオリジナル俳句と染筆のひらがなに関する筆跡を表装仕立てした一幅の写真を掲載したとばかりおもっていたが、アップしていなかったということなんで本日公開させていただきます。
取り立てて大袈裟なもんではありませんがね、ただ隷書の徹底した素養がなければ、まず揮毫できない文字ではあります。俳句の読みは
         蓑虫や 中々声能 面白支 (みのむしや なかなかこえの おもしろき)
 面白いでしょ、実際、みのむしは啼くのか否かってことである日の夕方、拙僧の茶事での懐石料理の名参謀、三尊石氏と天ぷら「八つ花」で語り合ったのだが結論は啼かないのでは・・・と、啼いたのは果たして酒と天ぷらの舌鼓った俗人の我等、ってことでヤンヤと終わったのでありました、はい。
実は拙僧、この軸、鎌倉は、っとある胡散臭そうなテカテカハゲ頭の道具商から手に入れた経緯がありまして語るに長いので御話はいたしませんが、兎に角、変わった主人だった。
 そのうち奇術・大風呂敷道具屋巡り集で語りますんで語りませんがね、ひとつだけキラリ!ってやつをいいますとね。
鎌倉は由比ガ浜で見つけた開店早々のこの店、店内は雑然としているなか、正面に陣取ってたテカ頭主人の後ろに無造作に置いてあった香炉に拙僧が眼がいった
 直しがあるものの、あの色と光沢、貫入の走り方、こりゃ、南宋の砧青磁ではないか・・・っとおもいながら、脂ぎったテカ頭主にそんな素振りも見せず駄物でも見せてもらおう、ってヤツ。
で、手に取らせてもらったら、手取りがいいではないか、裏をひっくり返して三足のわずかな削りあとの土と釉薬の切れ目の鉄足は間違いなく砧青磁だったな。
金繕いが目立って、躊躇したが、滅多にあるものではなかった。かのテカピカ頭はだらしなくニヤけて、「イッヘッヘ、どうですか元末明初ってところですかねエ、もしかしたらもっと上がるかもってやつですゼッ、ヌッヘヘ!」だって。
 やなヤツだなあ、しかし眼つきは笑っていないから大したタマだった、と記憶している。
 うん、あの骨董屋は贋物専門だったが、どうかすると光るものをおいてあるから侮れなかったな。
 てな具合で、この店に限らず人間、様々な過去を背負ってるんで、特に道具屋ってのは扱ってるものにその人間性が現れるから始末に終えないっていうか面白いってのかなア。
 ちょっと、長くなりましたねエ、あれ、電車がもう渋谷に着いちゃう、では、次回をお楽しみに。
いかがでしたか、茶の湯、居合と数寄者の世界は。今後、当職の聖職である行政書士としてのキラリ日記を挟み乍ら思うが侭につづっていきたいとおもいますので楽しみにしていてください。


石山政義 法務・行政事務所

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