鎌倉碧雲山房は雲襄亭主 石山政義による数寄者の時空遊泳34

三月ってのは、あっという間、況や六月までにおいてをや、っといつもながら想うまもなく、今年もいよいよ確定申告の時期になってきたなあ、拙僧も行政書士という聖職の真っ只中にあり、当然個人事業主が故、この季節になると机上だの電車内だので、それ、伝票だ、やれ通帳だアー、ギャア〜、領収書はどこいったア〜、と七転八倒よろしく電卓叩いてウダグルと通常業務以上に結構悩む?のだ、っと、いや失礼仕った、つい俗世間のことを口走ってしてしもうたなあ〜。

於当鎌倉碧雲山房 適当に酔っ払って当山門を潜って千鳥足で千鳥の飛び石を、って洒落にもならないが、ゆっくりと一歩々と進め乍ら、ふと上空を見遣れば老梅が二月の、漸く溶けはじめた夜空いっぱいに満開ではないか。で、おもわず撮影した次第なのだが本当は梅に紛れて判別できないが三日月が天空に輝いているのだ・・・・・
ときは22時、この時間にこの夜景は誠に清楚というか厳かというか、周りは静寂そのものときたから下界での酔いがスーッと消えていき、なぜか襟を正してしまったなあz。

さて、気分を変えてと。
鎌倉の梅も終わりに近づいている。当鎌倉碧雲山房の梅も一番遅く咲く老白梅が写真の如く夜空に舞っており、これが散りだすと、葉を落としきった広葉樹が一斉に芽を吹き出す。
勿論楽しみは一月二月が梅、とくれば三月は桜、ってところだな。おっと、思い浮かんだところで拙い漢詩を一首!
   二月梅花帰碧海。春風来南桜蕾麗。傾酒盃庭前端坐。遠近揚々山花開。    
などと即行七絶詩なんぞ呟きながら山房を散策してみれば、あるあるワ、約束通りやわらかで品のよい桜の芽が其処此処に白、ピンクと吹いているではないか。
にしても今年の桜はどんな気持ちで観ずることができるのだろうか、自然という対象は何十年、何百年と普遍かもしれないが、こちとら生身の人間、毎年ごとに環境も違えば気分も変わるわけであるから観賞方法こそ変わらないものの内的な面では微妙に、場合によっては激変、ってこともおおいに有り得ること。
だからこそ耐えることなく不変である自然との対峙が、ときには自然への移入が可能であって、尽きることがないのかもしれない・・・瞬間的ではあるが・・・・
そういえば先だっての二月には某老舗美術商での茶事に招かれ、懐石料理だの饅頭だのを馳走にあやかり、そのときにも南宋青磁花入、あるいは知る人ぞ知る粉引茶碗だのと、数寄者ならず一端の茶人などにとっては垂涎の名品に接する機会があって真に感服至極であったが、そのときにもやはり同じような体験をしたなあ・・・うーん。
美は永遠。もちろん人間も鑑賞方法も受容の仕方も半ば永遠だが断片の連続だ、っといったほうが正解だな。
などとフツフツ言いながら、今宵は古唐津の小さめな茶碗を摩りながら、かの、白いマフラで有名な冬のソナタの主人公ペ・ヨンジュンが企画したとかという韓国産のマッコリを注ぎながらグビ、チョビ、っとやっているうちに時は過ぎ、又々時空遊泳を繰り成す拙僧なのであっった。

いかがでしたか、茶の湯、居合と数寄者の世界は。今後、当職の聖職である行政書士としてのキラリ日記を挟み乍ら思うが侭につづっていきたいとおもいますので楽しみにしていてください。


石山政義 法務・行政事務所

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