街の法律家 行政書士による建設業許可取得にキラリ61

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居合 鎌倉市は鎌倉碧水舎道場にて塾生養成中(http://ishiyama-office.com/iai.html
今年は冷夏なのだろうか、鎌倉の拙宅、といっても三畳台目の当職が執務室兼寝泊り部屋にしてる茶室でのことだが去年と比べても、にじり口から、あるいは襖から入ってくる隙間風が冷たいのだ。
そういえば、桜の開花宣言は早かったが、満喫できたのはだいぶ後からだったし、今時分には裏土手の水平に鮮やかに咲くはずの皐月が開花していないなア。

於鎌倉碧雲山房 庭前から見下ろす楓(カエデ)の新葉と花、といってもあまり馴染みがないかもれないが楓は花が咲くのだ。
二つの葉の真ん中に辛子色の種に近似した羽が二枚、これが三つほど群生、そのなかに薄桃色の八枚ほどの小さな花びらが咲く。

さてと、今回のブログはやはり当職が聖職である行政書士としての仕事ということで日本国の基幹産業の一つである建設業の許可に纏わる受託案件をいってみましょうかね。
では早速、神奈川県は横浜市戸塚区にある益荒男土木株式会社からの御依頼で神奈川県での建設業許可申請を新規に取得したいということで、当職のホームページを見たとか聞いたとか言ってダミ声で一方的に捲し立ててきたものだ。
曰く「オウ、先生ですかイ、俺っちは神奈川県のよ、戸塚でヨ、土木、といってもヨ、道路掘ったり、パイプ入れたり管を取り替えたりとかよウ、15年以上やってんだがよウ、最近は銀行だの、元請だのがウッせえ〜んだよな」といきなり荒っぽい声。
続けて「その、なんだア〜?建設業許可だかってんの、ネットで調べたらサ、アンタんとこの名前が出てよウ、いったいオレのとこでその、許可ってやつ、取れんのかどーか相談したいンだよナ、うん」自分で聞いて納得した態。
まいったなア、こういうのは・・・しかし、気を取り直していつもの颯爽とした喋りでこう応えた「御世話になります、行政書士の石山です、いっやア、十五年ですかア、そりゃすごく御苦労があったかと」と、やんわり。
少し情を込めて「おっしゃるとおり、最近は外野、いや、失礼、特に銀行、大手ゼネッコンからの突っ込みがすごいじゃないですかねエ、そりゃ、戦々恐々ってところでありましょう、当職のクライアントも結構苦しんでます、大変ですねエ」と、ここはひとつ浪花節を入れる。
すると先方はよくわかってんじゃん、という感じでこう返答してくる「オウ、先生エ〜、やっぱそうかイ、だがサ、その建設業許可だか、ラッキョだか知んねエけどヨ、兎に角、その、早く欲しいんサ。それに俺んちの名前でイケるんかイ、センセ〜、よオ〜」と次第に頼りにしてくる風だ。
しかしどこからこんな言葉が出てくるんだろう、ゴロ合わせがいいなあ〜、思わず、当職も引きずり込まれて、つい、乗ってしまいそうだが、ここは一線を画し、慎重に回答する。
当職「はいはい、いけるいけないは社長個人と、そのなんていいましたっけ、そうだ、益荒男土木さんの過去の経歴を拝見しないことには・・・・」と、ここまできたら、当職、お決まりの文句を得意の早口で一気に捲し立てる。
「なにはともあれ、一回御会いしましょうか・・・いや、当職から御伺いしますよ、え?相談料なんていただきませんから御安心を。電話なんかでは埒が開きっこないですゼ、でなく、ですよ、はい。で、いつが?」と畳み掛ける。
すると社長は言葉が詰まったように「オ?も、もう来てくれるんかいナ、ちょ、ちょっと家はきたねえシヒョ」っときたもんだから、当職は間髪を入れずこう応える「社長、会社に御伺いしますヨ、ってのは会社の決算書だの、工事実績資料である契約書、注文書だのはまさか家にはないでしょうからね」
社長は「ま、そりゃそうだがヨ、ダンボールに入ってっかなア〜、まてよ、アンとき、税務署がヨ、入ってヨ、寄って集ってよオ〜、アんときに、頭きて捨てちまったかなア〜、わかんねえなア〜、10年分必要だってかイ、とにかくヨ、カアちゃんに聞くわイ、アレもだらしがねえからなア〜、あっかなあ〜」とかなんとか記憶を辿っているようだ。
これじゃ、堂々巡りもいいとこだ、てことで、ここはズバリこう言ったものだ「社長、兎に角お邪魔しますよ、当職も一緒になって探すのにはやぶさかではありませんから、本日の夕方5時はどうですか、駅と場所さえ言ってくれればいきますヨッ」と大きく畳む。
社長は観念?したように「だなア〜、来てもらったがいいなア〜、わかった、すまねエーが、たのむゼ、5時だとヨー、現場からけえってこれねエ〜し、5時半にしてくれヨ〜」と、住所と駅名、携帯番号を言って会話は終わったのだった。
こういうケースの場合は特にそうなのだが、決して相手のペースに合わせてはだめだ。書類があるだの、ナスだのとワイワイやってるうちは絶対、打合せは出来ない。況や本人希望の許可取得なんて半年も一年も、ヘタすると一生縁がなくなってしまうことだっ充分有り得ることなのだ。
許認可というものは自分の生死とか身分に関わる問題ではなく、ステータスとも言えるが、それよりもビジネス要件とか外圧とかが絡んで、いたたまれなく重い腰を上げる、ってのが通例。
したがって、こちらが積極的にリーダーシップを取ってあげないとダメなのだ。
それはいいけど、5時半に神奈川県の大船かア、まあ鎌倉への帰り道だから、都内の案件を早めに片付けて早めに湘南新宿ラインに乗ることにしようか。でも、呑めないなア〜。
まあ、ここは仕方がないと、キッパリ諦め、鎌倉に着いたら最近、出入ってるところの「ニコッ」で、しらすスパゲッティを酒肴にビール、だな、ヘヘッ、っと早くも舌なめずり。
にしても、本件!当職の直感だが、イケるとみた。
会社立ち上げて15年、税務署が入って書類を捨てたにしても10年分は残ってるとか言ってたし、建設業のなかでも専門工事になる管工事許可の取得、しかも国家資格でなく実務経験10年だとしても経験年数はOK。
神奈川県における建設業許可要件である実績の立証資料は年に一枚から二枚あれば大丈夫だ。
ヨシヨシ、まだ見ぬ社長ではあるが、口が悪いのには、そう極悪な人間はいない、ってのはどこかの格言になかったかなア〜、とか考え乍ら、新規の案件時には何事もプラス思考をモットーとする当職のこと、職員にコーヒーを煎れてもらい、揺らめく憧れの湯煙ならぬコーヒが湯気を目で追いつつ、またひとつ仕事が入ったなあ、なぞと、ほくそ笑むのであった。
つづく

いかがでしたか、茶の湯、居合と数寄者の世界とは違う現実の御話は。今後、当職の聖職である行政書士としてのキラリ日記を挟み乍ら思うが侭につづっていきたいとおもいますので楽しみにしていてください。

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