行政書士石山政義による法務・行政にキラリ その69

街の法律家 行政書士 石山政義による相続と遺言、公正証書にキラリ
                 
 於 碧雲山房内茶室 三畳台目にひっそりと佇む斗々屋茶碗、高麗茶碗のみが持つ独特の幽玄美、というより侘び寂びの極致といったほうが適切かもしれない。ジっと観ていると見込みの底なしに引き摺り込まれそうな雰囲気だ。
ひとたび茶を喫すれば全身全霊、黄泉の国へと時空遊泳し、かなたから今井宗久豊臣秀吉が、そして千利休がこの一碗を目指して擦り寄ってきそうな・・・ハハ、ちょっと過ぎたか。

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Tel 03-3317-3388又は0467-23-3377
居合 鎌倉市は鎌倉碧水舎道場にて塾生養成中(http://ishiyama-office.com/iai.html
Tel 0467-23-3377
山行シリーズを根気よく五話まで続け、加えるに横着してスターバックス御成店への当職が居合と茶の湯関係の案内書コラムから抜粋掲載させたりで、本業である行政書士が業務ブログを怠っておりました。
しかし仕事のほうは相変わらず毎日々、東西南北奔走しておりますのでそこんとこ宜しく。
では、久し振りに、遺産相続、遺言書、そして遺産分割協議書に至った案件を一ついきたいと存じます。
東京は北区、といっても広い。下町が連綿と続くとおもえば突然、再開発が進んでいるところもあれば、ひっそりとした広々とした高住宅街もある。
で、今回の御話はその高級住宅街で発生した遺産相続の案件。
当職のホームページを拝見したとか、総合病院で、ネット閲覧した方に聞いたとか、ってやつで事務所開始の9時過ぎ、その電話での会話が始まったのだった。
当職「おはようございます、行政書士のイシヤマです。職員から概略を御聞きしましたが相続とかの件でお悩みでも?」っとヤンワリと聞くと、電話口から随分弱々しい声が聞こえてくる。
曰く「朝早くにすいませんねエ〜、ちょっとよろしいでしょうかア〜、あたしは身体が弱いんでちょっと座らせていただきます」と言って電話のむこうからなにやらギシッ、っという音とともに「ヨイショ」っと僅かに掠れた声がする。
続いて彼女は自身の住所、氏名、被相続人、そして相続人の名前を淡々と喋ったあとで一言「ですがねえ、ちょっと、あの、言いにくいのですがネ、兄が凄くて、というか怖くてねエ〜、父が残した遺言書もあるのですが全くそ知らぬ風でネエ、どなたかプロに入ってもらおうかと・・・・」と自分に言い聞かしながらしみじみと語る。
しばらく聞いていた当職は頃を見計らってこう言った「でね、確認ですが妹さん、その遺言書ってのは公正証書ですか、はたまた裁判所の検認を貰ったもんですかねエ」
すると彼女は頗る反応早く「ハイ、公正証書ですヨ、勿論!」と、続けて「私共の母親が亡くなったときは全部父が処理したらしいんで相続なんてことはこれっっぽっチも考えたことアなかったんですが、今回、その父親が亡くなりましたから、それはもう大変なんです、って先生」
一呼吸おいて「おまけにその、なんですか、遺言執行人も亡くなってしまったんですから、あたしはどうしたらよいもんか・・・・フウー」っとため息が聞こえる。
ふ〜ん、ちょっと複雑だなア、どうも綺麗に納まる事案ではなさそうだ。しかし、まあ、相続人が二人しかいないわけだから執行人が亡くなったことは残念だが両人が納得すればなにも公正証書通りに財産分けしなくてもよいのだからおばあちゃんを元気付けるようにこう言った。
「大丈夫ですよ、最終的にはお二人が決めることですから現実通りにいかないのは世の常といいますからね、兎に角御会いしましょうか、いつが宜しいですかねエ」と、せっかちな当職は早速に日程を組もうとする。
すると電話を持つ手が動いたのか、ガリ、ボソっという音がして「えッ!もう御会いしてくださるンですか」喉をゴクリと音をたてて「ま、まだ、なにも用意してませんが、あるのは父親の戸籍謄本と死亡届だけですがア・・・・」ときたもんだから、すかさす当職「はいはい、結構ですよ、それだけあれば充分御話ができますからネ、まずは御話を聞かないことには何事も先へは進めませんからねえ」と面倒くささの衣をはがすようにやんわりといったものだ。
するとおばあちゃん、観念したのか「ウ〜」っとか呻って「やんなければダメですよねエ〜、わかりました、それでは明日、土曜日ですが先生のご予定は?」と思い切りがついた様子。
ヨシきたってことで当職「結構ですよ、明日は仕事溜まってるんで都内に出ますから、しましたら午前10時か11時は如何ですか」とアバウトでと言ったものだ。
「はい、わかりました。明日は午前9時に接骨院、10時に近くの内科病院に行きますから11時半ということでは」と時間のやりとりをし、結局11時45分ということに。
電話を置き乍ら、ふと考えたのは公正証書の内容と兄さんの考えだ。
これは時間が掛かる事案だ、持久作戦も視野に入れなければならんかア〜、などと思案し、机上に必ずストックしている大好きな歌舞伎揚げ菓子をバリボリやりながら職員の煎れたグラム600円のコーヒーをゆっくりと呑む当職なのであった。
つづく
いかがでしたか、茶の湯、居合と数寄者の世界とは違う現実の御話は。相続というものは強欲、無欲、そして中庸等と、いろいろな相続人がおります。
その周りにはこれまた様々な家族が取り巻き、さらにそれらを囲むように第三者、というと聞こえはいいが友人だの職場、近所、そして専門家だのが二重、三重と御濠を造り上げてしまうからまさに百鬼夜光の感があります。
まあ、これもまた人間の性ゆえ、致し方のないことかもしれない。
今後、当職の聖職である行政書士としてのキラリ日記を挟み乍ら思うが侭につづっていきたいとおもいますので楽しみにしていてください。




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