街の法律家 行政書士石山政義による遺産、相続、遺産分割協議書にキラリ70

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当山碧雲山房 於 雲襄亭茶室 2011.1.3
一月二日は茶の湯の素養がある客人二人、三日は居合初稽古を理由に4人と、ここ碧雲山房では来客が相次ぎ、当然に酒だの懐石だの、そしてとどのつまりは濃茶、薄茶を振舞うわけだが、にしても普段、酒もやらない輩がこの日ばかりはヤンヤと子供みたいにちょっと御屠蘇呑んで矢鱈と騒ぐってのはやはり正月なのだなア、と感心、というか苦笑い。おまけに久保田の最高峰「碧寿」がサラリと美味過ぎて一升瓶を空けちゃったのもいけなかった・・・・いやはや気分というか環境というものは怖ろしい。
正月も過ぎ、七草がゆも食べると一段とお目出度気分は遠ざかっていく、っと、まあ何十年もこんなことの繰返しだから今更ってことになるわけだが人間には適度なけじめと安堵感、緊張感が必要であることからすれば何歳になってもこのようなことがあってもいい。

さて、東京は北区の相続の御話の続きをば
翌日土曜は朝から鎌倉の御成スターバックスで開店の八時から1時間ばかり、奥に座り込んで瞑想する、というかPC開いて仕事ブログとスタバ用居合リフレの原稿作成に余念がない。
ハッと気付いてみれば9時30分だ。ヤバイ、ってなもンでカバン抱え、カウンタで100円払ってもう一杯貰って急いで9時40分の湘南新宿ラインへ乗り込んだものだ(鎌倉スタバではコーヒー頼むと二杯目は100円で済む)。
10時45分に赤羽に着いた当職、早速タクシー捕まえ指定された場所を告げる「すンませんが黄泉之公園へ真っしぐら」っと一言
すると運ちゃんがこっちを見て「あれ、お客さん、あの公園の回りに用事が御有りで?」っと振ってきたんで、当職は怪訝に思い「え?クライアントさんにそこを指定されたんですが、なんか知ってんですかイ?」っと問い返したが黙秘。
両者喋らぬままタクシーは赤羽から怪しげな歓楽街を横切り、黄泉之公園を過ぎ、堤防に程近いところの手前で止まった。
ここで運ちゃん曰く「お客さん、さっき通った公園がサ、実は別名、夜啼きの薗ってんでネ。御婆さん連が二人、三人と何処からともなく集ってきてサ、シクシクと啼くのサ」と神妙に話す。
しかし、彼は喋りすぎたかなっという感じで「おっと、余分なことを言っちまったかねエ、おう、890円ですウ〜、ありがと御座い〜」っと言い残して車の踵を反して駅に戻っていったのだった。
取り残されたような当職はなんとなくいやな気分。
なんか意味深なことを言う運ちゃんじゃんかよオ〜!でも、そんな陰湿な公園には見えないし全然明るいじゃン、っと、孔子さまではないが当職、生来、怪物乱心を語るを好まないし、信用もしないほうなんでそんな報はそれっきり忘れた。
さて、相続人である依頼人「埋火」さんの表札を一件々確認しながらゆっくり歩いていると、あったあった、白い漆喰壁の二階建てが・・・公園の入り口、斜め2時の方角にその古めかしい家はあった。
家全体の割りに現代的でなんとなく寒々とした薄灰色に塗りつぶされたブロック壁と鉄パイプ門を潜り抜けると、鞍馬石のかっこいい二連石がいくつか続いて一段上がると、けや木だか檜の一枚板玄関ドアがドデカンと構えているのにはビックリ。
へ〜え、驚いた、こんなところにねエ〜、っと感心はしていられない、とはいってもどことなく懐かしい無垢木を撫でながらなおもむろに玄関をノックする。
「カッ、コッ、ガツ」っと、時代を経た無垢板一枚の独特の乾いていながら重々しい音が周りに響く。
10秒経ったろうか、パタパタ、っという音がして(たぶんスリッパ)なかから「はいイ〜、どなたでしょうかア〜」と、聞き覚えのある、例のか細い声が・・・・・
当職「あ、すいません行政書士の石山ですがアー、五分ほど早かったすが宜しいですかア」っとやんわりと応える。
すると反応早く「アッ、行政書士さんの・・・ちょっと、待ってください」と言って玄関鍵を開ける音がする、「ガチャリ、ズーッ、ジャラリ」、っと。
からして鍵は三つはあるのだろうか、用心深いねエ、なんとなく人柄、いや、回りの環境からかなア、なぞと要らぬ推測をしていく。
玄関がキイイと開き、内から顔をチラリと覗かせて開口一番「あら、初めまして。今日はすいませんでしたねエ〜、すぐわかりましたか?」と、しっかりした口調で労わりの声が玄関内に響く。
年の頃71才位だろうか、薄い化粧も相まってか、ろうたけた気品のある印象。
当職は「初めまして、行政書士の石山と申します。今日は屈託のないところでザックリと御話が聞ければと思います、あまり時間は御掛けいたしませんのでご安心を」と彼女の肩のちからを柔らげるように一言
彼女はニッ、っと笑って「どうぞ、暗い室内ですが応接間が右奥に御座いますからお先に上がって下さい、そうです、そこの右で、アッ!先生、ちょっとスリッパを履いてくださいましな」っと後から追いかけてくる。
せっかちな当職のよくあることとは申せ、無垢板廊下にもつい心に和み感が走って歩を進めた次第だったが、まあ御愛嬌ってことで、玄関戻って高そうなスリッパ、パタパタしながら今度は埋火さんが先頭で薄暗い廊下を奥の部屋へと案内される。
入室してまたビックリ、例の黄泉之公園を借景にして壁を六角に面取り、それに合わせて大きな窓を嵌め込んでいる。
奈良の夢殿か、はたまた五浦海岸の六角堂みたいな居間だよなア〜、などと感嘆あたわず。
さて、案内にしたがって白いカバーも真新しい椅子に座り込み、信楽焼の湯呑みに煎れられた美味しいお茶を呑んだところで早速に本題に入る
彼女は複数の書類を黒い御盆に載せて大事そうにテーブルにスッと置き、細い声でこう言ってきた。
「先生、本日はお忙しいのに誠に有難う御座いました、こちらのが公正証書、これが父のと私の戸籍謄本、兄のものはまだ貰っていませんが、とりあえず改正元戸籍謄本とかを取得すればよろしいかと存じますが・・・・」と以外に流暢に喋るし、先刻の話では身体の調子が悪いといっていたがそんな風は微塵も無い。
時代がかった重厚感のある黒檀の丸テーブルに置き直した書類を眺めながら当職はちょっと間をとった
そしてゆっくりと「わかりました、では失礼して拝見」と、高価値な古美術品でも触るように左、右と手を添え乍ら神妙に戸籍謄本に目を通し、そして公証人の署名押印も古めかしい問題の公正証書控えをおもむろに捲っていったのであった。
つづく
如何でしたか、相続の御話の続きは。時空遊泳も愉しく、何処までもいきますが、現実のこういう生臭いものもいずれぶち当たるでしょうからこれはこれで結構面白いですよ。
今後、当職の聖職である行政書士としてのキラリ日記を挟み乍ら思うが侭につづっていきたいとおもいますので楽しみにしていてください。





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