数寄者石山政義の時空遊泳 その121 師走のお歳暮御礼

さてと、いつものこと乍らのアッと云う間の師走を迎えてしまったナ
今年も様々な出来事が走馬灯の如く蘇っては消えていく

仕事、古美術、茶の湯、山、果てはゴルフ・・・・・・・
どれもこれもが喜怒哀楽の連続だった、ゴルフは別だけどネ
何故ってチョー、楽観的だからサ
いくときはいつも新鮮、終われば反省皆無
電車で御酒呑めるし、そりゃア、もう良い場面しか浮かんでこないもンネ
は、さておき、今冬の御歳暮の御礼状はこのとおりと相成りました
床の間は拙い「御礼」の一行を
炉には鉄味も見事な肩付きの桃山の釜
水差しは古備前、薄器は名人七代目宗哲作の真塗り棗
茶碗は色艶、姿も凛々しい高麗の熊川、銘は「千鳥」
そして茶席の指揮棒たる茶杓とくれば小堀権十郎共筒、銘は「冬枯れ」
っと、こんな感じで真と行を取り混ぜた道具組で陣取らせていただいた次第
それにしても本年は公私とも本当にお世話になりました
また、今年逝った方々にも現世では目一杯の恩をいただきました
改めて皆様の御厚情に感謝申し上げます。