謹んで新年のご挨拶をさせていただきます
さて、2021年恒例の居合初抜きは
当碧水舎道場に於いて無事開催することが出来ました
昨今のことを考慮すれば流石に自重せねばと思案六法したものでした
しかし直刀剣(つるぎ)を発祥とした反りのある日本刀に変わり
それにしたがって戦闘方法も変遷
その後、人間の心技体を基とする武術の一つとなった居合は
まさに日本国の伝統と文化であり
剣を扱うものの精神と肉体が宿っているといっても過言ではありません
したがって居合を僅かでも嗜んでる身として
1年の事始めの居合初抜きはとても大事な行事です
よって本年も現世、来世の人々の安心立命を護り
また迫りくる様々な邪悪退散を念じつつ
天地を裂くが如くその一閃に命を懸け
襟を正して演武奉納させていただいた次第であります
それでは本日実行しました儀式の内容は以下のとおり
令和3年1月3日 於碧水舎道場
参列者 5名
日本居合連盟会長 範士八段
同上 理事 教士八段
同上 六段教士
同上 五段錬士
10時00分 奉納演武
11時15分 当山房山頂鐘楼にて一年を宿願、初鐘打ち
12時00分 碧水舎道場にて持ち寄りの酒、肴で宴
14時15分 解散
道具飾り等は以下のとおり
於碧水舎道場
床飾り
軸 慶賀の図 鶴に蓬莱山 狩野派伊晴院 画
花入 古信楽大壺
供餅 4寸 長嶋屋製
山頂 於雲襄亭
床飾り
軸 日本誕生の図(天之剣、地を裂く) 渡辺 清 画
花 寒椿
花入 古銅 鼓型
供餅 2寸 長嶋屋製
器 呉須赤絵
以上