碧雲山人の時空遊泳　雲襄庵主　石山政義の新春にキラリ４

さて、母屋における三畳台目における正月床飾りがビシっと決まったところで改めて謹直な礼を尽くし、今度は山内中腹にある鎌倉碧水舎道場へと足早に向かう。

一直線に伸びた杉の一枚板が爽やかで気持ちいい　正面には味わい豊かな黒漆経机　その上に鏡餅を　そしてその横には越乃寒梅が・・・・・
鎌倉の自然を生かした枯れ山水を見遣りながらピラミッド形の天井に吹き抜けという造りのこの鉄筋Ｒ造りの道場、音楽コンサートを開いても結構な音響効果が望めること必定だ。
そして室内４０畳強全てに無垢杉板を張り廻らした北側漆喰壁中心に漆黒の経机を置く。
実はこの経机、ある鋭い感性の持ち主の常用だったのを是非にということで譲り受け、拙僧が大事にしているものだ。餅を飾り付けてみるとさすがにこの道場の広さからすると酒は一升瓶でないと釣り合わないということで越乃寒梅を・・・、早く正月が来ないかなと思わず舌舐めずりを・・・・・。
左に古信楽の壺を置き合わせて花を活けようかとも考えたが、華やかな雰囲気は合わないと判断し、常に単純明快、キレイサッパリをモットーとしている拙僧の趣味と趣旨に沿わせた次第。
来年の新年、本道場における初稽古が楽しみだ。
でと、道場の飾り附けが済んだところで、いよいよ山頂、雲穣庵の飾り附けだア、いざいざ。
サンタではないが黒いザックのなかには愉しいものがいっぱい入ってるのだ。
つづく