雲襄庵

鎌倉碧雲山房は雲襄亭主 石山政義による数寄者の時空遊泳その26

雲襄亭主石山政義の洞庭秋月亭における茶の湯にキラリその6(その5はこちらから) 於当山鎌倉碧雲山房 久しぶりの雨が降った翌朝、山内散歩でもしよっかな、と母屋石段を降りていくと、なんと紅葉が一葉、空中に舞っているではないか。おーっ、なんだろう…

鎌倉碧雲山房は雲襄亭主 石山政義の数寄ものがたりにキラリ15

ここのところ、ここ鎌倉は小雨が降ったり止んだり。百足だの蚊だのと、およそ山で生活する限り、やっかいな輩が出没するのは当たり前であるし、当の昔に簡単に受容してしまった。 本日も前回の骨董屋巡りの続きとうことで 於鎌倉碧雲山房 あちらこちらに群生…

当山の寒梅が咲き始めたによってここはひとつ梅便りを。 鎌倉碧水舎道場東側に咲きはじめた寒梅 ここは日当たりがよく毎年いちばん早く梅が香りをつたへてくれる 碧雲山房内の門、母屋、鎌倉碧水舎道場、頂上の雲襄庵、そして山の路々には五、六本はあるだろ…

本日は正月元旦から数えて12日。鎌倉は大町を少し入ったところに新羅三郎を祀ってるところとしても知られてる八雲神社では早朝7時から「どんど焼き」が始まり、各家庭で飾られた正月の松飾りを一堂に焼くならわしになっており、そこでは焼かれてる飾り、しめ縄からでる高く上った炎に籠に入れた切り餅を翳し、そのお祓いした餅でおしるこがふるまわれる。

炎が高く舞い上がり神的なものを感ずる 人間の本能なのか人々はただ黙って見つめているだけだ・・・ 拙僧も、早速、碧雲山房山頂は雲襄庵からエイヤっとばかりに150段を一気に駆け降り、母屋から御賽銭を一握り摑んで松飾りを片手に自転車でビューっと馳…

碧雲山人の時空遊泳 石山政義の新春にキラリ5

母屋、碧水舎道場の飾り附けが完了し、さて、いよいよ最後の仕上げである山頂、雲襄庵の正月飾りだ。 永いあいだの風化により味わいのある石段に・・・200年は経てるのだろうか 冬の木漏れ日がいちだんと鎌倉らしさを醸し出す しかし、数えたことはないの…

碧雲山人の時空遊泳 雲襄庵主 石山政義の新春にキラリ4

さて、母屋における三畳台目における正月床飾りがビシっと決まったところで改めて謹直な礼を尽くし、今度は山内中腹にある鎌倉碧水舎道場へと足早に向かう。 一直線に伸びた杉の一枚板が爽やかで気持ちいい 正面には味わい豊かな黒漆経机 その上に鏡餅を そ…

碧雲山人の時空遊泳 石山政義の新春にキラリ3

鎌倉は碧雲山房内における鎌倉碧水舎道場での居合の初抜きが終わったところで先の続きである床の間飾りを語ってみたいと存じます。 「渡唐天神像」 白と朱の胡粉が鮮やかに残っており室町以前の古画独特の妖しい光彩を放つ 表具の形式は神聖表具 真の行 一文…