鎌倉碧雲山房は雲襄庵主 石山政義の数寄者ものがたりにキラリ9

雲襄亭主 石山政義の時空遊泳と桜だよりにキラリ

於当山鎌倉碧雲山房 4月3日朝7時現在  門から入って母屋に行き着く手前右には、常緑樹の大木をバックに、やっと4分咲きの枝垂れ桜が・・・薄桃色の花弁が新鮮で瑞々しい
ここ、鎌倉では桜がやっと咲きだして街並みを散策していてもパッ、パッと、もう八分咲きといったところだろうか。しかし、鎌倉といふところは拙僧の知っているかぎり、所謂、桜並木があるとすれば、鎌倉中心街の鶴岡八幡へと続く段葛ぐらいだろうか。源氏山にもそれらしいところがあるが並木とはいえないのではないか。
考えてみれば三方が山で囲まれ、この時期に鎌倉に来られた方はおわかりだとおもうが、それらの山々には全てと断言してもよいほど何処の山を見上げても桜を観ずることができる。それは山桜であったり染井吉野であったり、八重桜であったりし、その環境に見合った様々なすがたと彩りを愉しませてくれる。
美しさに対する価値観はひとそれぞれだが、真の美は何処にもころがっているものではない、とするならば桜というものの観賞にもこのことがいえるのではないだろうか。しかし、そこに華やかさを求めるか、一歩踏み込んだ、そのさきのうらさびれという道を求めるのか、ここは主観だろうが、拙僧なんぞは後者をまっしぐらってところだ。
したがって都会ならいざしらず、ここ鎌倉では人工的に植栽された並木といふものは馴染まない。むしろ自然に任せたそのままを受容できればそれでよいというのが拙僧の結論なのだ。
とか、語っているうちに、本日は4月の6日、もう、桜がド〜とか、ア〜とかの論はどこ吹く風で、潔く次々と咲き乱れている。山頂の雲襄亭の茶室側と鐘楼横の山桜は九分咲き、南側斜面と北側斜面の山桜と吉野桜も9分咲き、母屋の枝垂れが7分咲き、ってところか。
眼前の桜が乱舞しているうちに、ここは是非、桜とともにひとつ、遊泳致さねばせならんということで、連載中の「茶の湯と居合にキラリその3、最終章」を控え、ささやかで独断と偏見に満ちた桜だよりを御報告させていただいた次第。

石山政義 法務・行政事務所

所長 石山政義 

Te l03-3317-3388 fax 03-3317-1419

Emil: ima@oak.dti.ne.jp

URL http://www.ishiyama-office.com

人材募集http://www.ishiyama-office.com

山水河原者(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%AD%E5%B8%AB

茶室(http://www13.ocn.ne.jp/~chakou/sub1.html

笠間日動美術館http://www.nichido-garo.co.jp/museum/exhibition_archive_0705.html

茶の湯 遠州流http://www.enshuryu.com/enshuryu.htm

茶の湯 裏千家http://www.urasenke.or.jp/index2.html

茶の湯 表千家http://www.omotesenke.jp/

根津美術館http://www.nezu-muse.or.jp/

鎌倉円覚寺http://www.engakuji.or.jp/index.shtml