碧雲山房は雲襄亭主石山政義の時空遊泳にキラリ54

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三陸海岸津波」 吉村 昭著(文春文庫)
吉村 昭といえば実直な人柄で歴史小説家としては定評があり、正確な歴史資料を基に、決して感情に流されず過大、過小評価もなく常に客観的視点から淡々と語っていく作家
同じ時代に活躍した司馬遼太郎とはまた別な手法でもって巧みに人物像を創り上げていく。
例えば高野長英井伊直弼小林一茶等を題材にした作品を読んでいくと、それらの人物像はどちらかというと骨太だが頭脳明晰で冷静沈着なイメージだ。
知らぬ間に読者をグイグイと引き込んでいく頗る読み応えのある作家として高い評価をしたい。
冒頭の作品はその歴史事実と記録、そして当時の証人を交え、彼独特の緻密性と主観抑制によって創られた歴史記録である

さて、平成23年3月11日に恐ろしい体験は起こったのだった
東京は阿佐ヶ谷の当職事務所近くで毎週一回は昼食を職員達とすることが習慣になりつつあり、本日もその伝で、一人は病欠、残る二人を引き連れ阿佐ヶ谷南口一番街奥にある、知る人ぞ知るイタリアン料理「ラグロッタ」でランチセットを食したものだ。
で、相変わらず美味しいスープと気の利いた二種類のパスタを平らげ、事務所に戻りK女史は東京都庁へ、I女史は、とくれば確定申告が迫っている当職と共に事務所を暖めることになった、までは良かったのだが・・・・・
かって荻窪在住の畏れ多くもなんとか大臣が使ってたとか、ほざいた知り合いの骨董屋から二束三文で分捕ってきたイギリス調の洒落たデッカイ机にだな、これでもかというくらい伝票だの帳簿だのをダア〜っと広げ、のた打ち回っていた当職。
そして、項羽の愚美人ではないが、「嗚呼、税よ税よ汝を如何せん」と、呪文とか呻きとかで喘えぎつつI女史にチロリと愚痴ったときだった
突然、「ガクン、グラ〜リッ、」っと、目の前が激しく揺れだしたのだ。
あれ、とうとう当職のあたまが税に犯されたか、と冗談におもい乍ら首を振リ振り、今度は使いすぎた交際費を計算し直しだぞ、っと領収書に被り付いたのも束の間、「グラグラッ、ガクンガツン!ガン、ガガ、ゴゴオーッ!」と、マンションが激しく揺れだした
えー、なんだこれ、本当の地震だぞオーっと、窓外を見遣ると近隣の建物だの電柱、電線だのが右へ左へと大きな振幅を繰り返してる、ヤバイ、こりゃやられるゾッてなことでI女史とともに急ぎ道路へ出たものだ
万が一、倒壊物を避けられるような場所へ低い姿勢で移動し始めたとたんに一段、振幅が激しくなって動ける状態ではない、それでもここではマズイ、っと、態勢を切り替えようとしたときだった
「ガラ、バン、ドシャン!」っと鈍い音が鳴り響き、素早く360度眺め回せば、瓦が落ち、ブロック塀の倒れる光景が目の当りに迫ってくるではないか
一体、これはどういうことなのだ、って理屈とかメカニズムとかの前の自然の猛威に只、愕然とするだけだ
漸く微震になったので大丈夫かなと、恐る恐る事務所に戻ってみるとこれまた唖然、本棚、机上の書類がこれでもか、ってくらい放り投げ出されているではないか
あ〜あ、確定申告で頭いっぱいなのにさア〜、っとかボヤキながら書類片付け始めた途端、また激しく揺れ出した。
I女史曰く「センセー、今度はお財布と携帯電話、それにカバンを持っていきましょう」なぞと極めて落ち着いた調
成る程、先程は持って出なかったから今度はおまけにもう一つのカバンから愛用のぐい飲みを入れ込み、そして背広にコート着込んで揚々、道路へ出たものだ
とたんに、「ゴゴゴオ〜、ガシャン」と壮絶な音が天地を劈き、周辺住民から叫びの声「おばーちゃン、早く出てきて、違うヨ、そこはトイレ!玄関はこっちだよオー」と瓦が激しく落ちてきた住民が家に向かって怒鳴っている
と、おもえば当職等と同じ道路上にいる住民が「オイ、しゃがめ、違うよ、こーだよオ〜、そこじゃ電柱がヤバイだろ」
だの「バカ、そこんとこは塀があるじゃン、こっちだよ、オー、こっち!」と、わずか3分程度のあいだだったが様々な態になぜか感心しきり
当職は、っというとしゃがんでいる地べたに地割れでも走ったら術がなくこりゃ終わりかなア〜、などとのんびり予想したものだったが果たして振幅は収まり余震が繰り返すなかだったが我々はまたまた事務所へ戻り、雑然とした部屋の片付けをいちからやり直し始めたのだった
それにしても、自然はとてつもなく崇高で偉大だが、時にこのような恐ろしい牙を剥く、ということをかくも実感した次第
今回、被災された方々のことをおもうと胸が痛む
一日も早い不明者の生存確認と災害復旧が成ることを切に御祈り申し上げたいと存じます。

今後、当職の聖職である行政書士としてのキラリ日記を挟み乍ら思うが侭につづっていきたいとおもいますので楽しみにしていてください。

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