街の法律家 行政書士石山政義による入国管理にキラリ66

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行政書士による入国管理法永住権取得にキラリその2

於 鎌倉碧雲山房 門から入った二連式飛石のあいだから顔をだす紅色のへびイチゴの一群
雑草のうちに隠れるように咲いている 小葉が三枚 食べてもいいが、あまりうまいものではなかった、と記憶している。つる科に属するこの花、草むらがあればどこでも繁殖するがやはり湿気を好む。季節的にはもう終盤だが、この赤の鮮やかさは、ほんの5ミリにも満たないものの、青が多いこの時期、一段と光彩を放っている
 
では先日に引き続き 入管法に基づく外国人の永住権取得のお話しをいきましょうかねエ。
さて、時間どおりの湘南新宿ラインに乗り込んだ当職、まずはビールをシュバ、っと開け、グビジュビ流し込んで一段落。
そして、「コーンたっぷり!」っていう表示なんぞ、お世辞にも入ってない添加物食苦罪株式会社製のヌルッとした不味いポテサラを仕方なくパクつき乍らスー・ライチ女史の永住権のことを考える。
まあ半年だな、良くて5ヶ月ってところか、先般やっつけた受託案件はやはり5ヶ月掛かったなア。認可まで6ヶ月ってのは外国人の国籍法等を含めても通常ベースでは帰化許可審査と同じくらいの期間だ。
昔、といっても10年くらいい前は帰化申請は10ヶ月から1年が普通だったことからすれば随分進歩したものだ。
人権だのダイコンだのと日本国内外から何やかにやと騒ぐが、国策にも通じる法律からすれば仕方のないところ。
さて、一人酒宴も調子に乗ってきたところでビールから八海山カップに乗り移るところはたまらなく愉しいもの。
そう、料理でいえばオードブルからメインディッシュってやつかな、イッヒッヒ、ってことでカップの蓋をパカリッ、とおもむろに取り外し、とっと、チュビリッ!ウ〜ン、とか呻りながら、鎌倉までの30分、いい気分で帰路を目指す当職なのであった。
翌日は気分爽快、精力的に案件を処理。しかし気になるのが債権譲渡公正証書の問題。
不動産仲介手数料としての債権の譲渡は可能、しかし、その債権の請求期日の特定が不明確ってことで公証人の見解が分かれるのだ。
確かに不動産売買に関する仲介料はその性格上、業界の常識として決済日に全ての金が動き、登記もその日、ってことからすれば売買、仲介契約は成立したものの、いってみれば予約みたいのなもの。
したがって、その債権の具体的な請求はまだなんじゃないの、っていう疑問が出てくる。
この、論法が正しければ債権譲渡の確定日というのは非常に不安定で、それの公正証書認証には馴染まないということになり、別の方法を考えなければならない。
たしかに、債権譲渡をされた第三債務者からすれば、その支払期日が未到来なのに確定日付で内容証明書が来られたぶんにゃ、たまったものではない。
う〜ん、しかし、債権譲受人からすれば、譲渡人(債務者)に金は貸しているわけだから債務弁済による公正証書で債務者を縛ってしまおうかなア・・・・・・
なぞと、いくつかの懸案を描きながら職員が煎れてくれた、泥沼商会が焙煎したという、いやに泥色で酸味の強い頭が痛くなるようなコーヒーを飲み乍ら、左上横に掛かってる曽宮一念作である海辺の風景(サムホールサイズ)をチラリ観る。
これって単純そうな絵であるが力強く、動きがある。彼は晩年、目が殆ど見えなくなり残った4感覚と生来の感性、そして長年培ってきた智慧で、このような明るく力感のこもった絵を描き続けてきたのだった。
でと、永住権のはなし。
当職が部屋は雑然としつつも自分ではキチンと整理しているつもりだが、職員連はそうは観ていないようだ、ってのは当職の机は絶対触らないのを考えても容易に理解出来る。
まあ、いいけどね。
さて、その戸棚にある、過去に扱ったいくつかの永住権ファイルを紐解き、書式と立証資料を確認しながら、スー・ライチさんとの昨日の会話を振り返り、おおかたの打合せ内容と必要資料の是非を頭に叩き込み準備万端。
しかし、一服もつかの間、矢継ぎ早に掛かってくる電話から逃げるようにザックに書類詰め込み、ついでに魯山人の本もしっかり忍ばせて「じゃ、僕は醜悪不動産の役員解任、老獪商事社長の相続トラブルに、あの断末魔工業のやっぱり解散の打合せがあるんで出ますねエ〜」、と言い残し、出立せんとする。
職員からすれば、その予定をこなすには少し時間が早いのでは?との毎度の疑念の眼差しにも負けじと「じゃ、行ってきまア〜す」と振り切って、慌しい素振りを見せながら階段をタタッ、と下りていく。
フウ〜、開放されたなア〜、しめしめ!なぞとホッとしたのもつかの間、早くも携帯が鳴り出す。
ヒャア〜、出たくないなア、とは思いつつもこれも世の定めサ、などとブッツきながら携帯にでる。そう、いつもながらの調子で「ハイイ〜ッ、石山ですがア〜!」ッとね。
出てみるとソフトな癒し系で「アイ〜、モシモシイ〜」とやんわりきたもんだ。
おっと、この涼やかな電話の相手はスー・ライチ女史だ、曰く「センシェ、おはようござマア〜ス、オフィス電話したらア〜、その辺歩いてるヨ、と言てたネ、いま、いですカア、ちょと、聞きたいネ!」っとくる。
しかし、こんなんは歯並びがよっぽどよくないとこれほどしっかりしたアクセントはできない、と、関心してる場合ではない。
当職「あっ、スーさん、お早うございます。今日、五時宜しくね、で、なんでしょうか」っといきなり早口で喋る。
っと、彼女は申し訳けなさそうに「すいませんですウ〜、シェンセ、忙しいネ、すぐ終わるアルネ」と言いながら一気に喋ってくる。
「センセ、ワタシの両親、上海いるネ、永住権取れたらア、日本、呼びたいネ、働きたい言うネ〜、OKか?」と、結構、重要なポイントを聞いてきた。
当職はすかさず、こう応えた「それは配偶者のはなしですヨ、スーさんが言ってるのは家族滞在ですから、なんでも働ける、これ、違うあるネ!」と、つい、関西弁ならぬ在留弁になってしまった。
続けて「夕方に御話ししますが、兎に角難しいとおもいますが・・・ただ、入管に届ければ一定の時間内であれば働くことは可能ですがね。他には?」と、当職得意のフォローも怠りがないのだ。
彼女は即、理解出来たようでこう言ってきた「オーライ、配偶者、それ旦那ネ。アタシ、いないネ、ホホッ、でエ〜、あとから言た、両親働けるノ法、今晩聞きたいネ、それとオ、まだ、いいですかア、質問?」と電話口から心配そうな声。
「どぞ!」っと小気味よく反応する当職。
彼女曰く「すぐ終るネ、あのオ、うちのボス、話したネ、とても心配してる、永住権、なぜ日本に永住したい?理由、書ク、トテモ大変、言ていたネ、ワタシ書けない、どーするネ?」と心細そうな態。
素早く当職はこう言った「大丈夫ですヨ、当職が作成しますから。得意中の得意ってやつですから御安心をば、ッハハッ」と相手の不安を一掃させるのにも余念がない。
続けて「今日、ヒヤリングをして履歴から来日、在留の経緯を当職が頭につっこんでジューサーでかき回しますからね、それこそ、スー・ライチさんになりきって作成します、さすが女性にはなりきれませんがねエ、なんてネ」っと、ちょっとおどけてみた。
彼女、わかったかどーか知らないが「ア〜、ッハハ、シェンセ〜、ジョーダン言う、ヤダア〜、面白イー、ネ!」と笑いながら、安心したように「息、切れソーなたヨ、でも安心したヨ、じゃ、あとで、ネ〜、楽しみあるネ」っと言って電話は切れた。
はあ〜、詰まらん冗談いったかなア〜、当職は急に疲れがでてきた。
確かに外国人の在留資格取得、変更いずれをとっても、その申請には必ずといってよいほど、その申請人と招聘する側のそれぞれの理由書、上申書が必要だ。
そのことは以前のブログでも書いたが、非常に重要な部分を占めるといっても過言ではない。
したがって、充分なる情報を収集し、本人の能力、性格、そして目的をキッチリ押さえて作成していかないと、とんでもないことになってしまうのだ。
まあ、とにかく、5時に会うのだから、出たとこ勝負ってところだな、ジックリと考えるサ。
とか、想ってるうちにもう11時半だ、定食屋のチラシのカツオのガーリック入り土佐造りを横目に、「ちょっと早いな」と言い聞かせる。ムム、ここは我慢のしどころ。
なんだか今日は、まだ昼まえだというのに早くも疲れた身体でボツボツ歩く当職なのであった。
つづく

いかがでしたか、茶の湯、居合と数寄者の世界とは違う現実の御話は。今後、当職の聖職である行政書士としてのキラリ日記を挟み乍ら思うが侭につづっていきたいとおもいますので楽しみにしていてください。

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