鎌倉碧雲山房は雲襄亭主 石山政義による数寄者の時空遊泳にキラリ66

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写真は準備万端整った碧雲山房寄付きワンショット
本日は、平成23年12月11日に当碧雲山房にて執り行なわれた茶事の顛末を語ってみたいと存じます
では早速
ここ碧雲山房母屋茶室には本日の上天気を予想させるが如きやわらかな黄金の朝陽が障子隙間から差込む
三畳台目茶室を定宿として棲まわってる拙僧、この自然の知らせにヨシきたどっこい日頃の行いが・・・とか言って得心
今日は茶事を前にしての最終の日曜ってことで山房内における庭、茶室、待合、寄付きとそれらの整備と確認作業を、午後からはこれまた人の良い奇特な大工さんが来訪
それと朝9時からの居合稽古には、かの徳川家光の側近であった知恵伊豆こと松平信綱ならぬ我が山内派の智慧モノといわれてる?同志が久方振りに一派4人引き連れての合同稽古
さてと、朝日を全身に浴び乍ら7時には山の紅葉具合と茶室等の確認の為、石段を上がった中庭から改めて楓の紅葉具合を観る
あっちゃ〜、見渡す限り全然じゃン!
茶事が迫っているというのに台風の影響か、葉が紅葉もせずに枯れだしているのが多いのにはショック
例年であればこの場所の紅葉は3割程、青々とした残り7割のそれもしっかりしていたかと記憶している
鎌倉、腰越海岸から地形的には北星へと延びる尾根をつたった途中、東へと低い尾根が二つ重なった内側の一角に位置する当山房
ゆえに台風による潮風は避けられた、と期待していたのだったが・・・・・
石段を登って頂上の雲襄亭へと歩を進めつつ、立ち止まっては周りを眺めていてもやはり例年とは明らかに異なっており、他の落葉樹も同様だ
やっとこ着いた雲襄亭庭から見下ろす碧雲山房全体の光景も殆ど色気がない
況や木々の間からみえる鎌倉の街並みと対岸の山並みの景色においてをや、ってやつ
困ったことだ、といっても自然のなせる業、しかと受容するしかあるまい
きっぱりと気持ちを入れ替え早速、雨戸を開けて茶室の風通しから準備に入ることに
さて、四畳半の真ん中に端坐して窓外の晩秋の風情をもはや観るともなく暫し沈思黙考
此度の客人は六客、男性茶人二客に女性四客、前者は度々自ら茶事を催され、拙僧も何回か招かれており、相当な目利ときた
後者は、居合を通して知遇を得た、とある茶道流派の御家元と側近ということだ
ここはひとつ未だ御会いしたことのない家元の流祖を崇めることとしようぞ
道具組もその時代的背景と関係した人物を念頭に考えるのが筋ってもンだ
にしても皆さん、それなりの御歳だから当碧雲山房の登り降りが心配だよなア、転んだりしたぶんニャ、えらいこった、などと頭に描いておもわず身震い
それに茶室までの石段は鎌倉石でしっかりと組まれているものの1年間の落ち葉がドッサリだ
それはもう風情がどーのとかの限界水域をとっくに超えてしまってるのサ
しかし、こちとらはやることが文字どおり山積りだしなア
フッフ!ここは例によって奇特仙人のお出ましを願うこととし、人使いの荒い拙僧が人格を発揮することと致そうゾ
庭が決まれば次は寄付き、待合い、そして本席は如何に、ってな具合に様々な約束ごとを踏まえたうえでの取り合わせを中心にパッパと決めていく
それにつけても初炭のあとの懐石料理はこの時期にこの場所、通り一遍のものでは詰まらない
やはり御年齢を考慮し乍らの料理に合わせ、使用する懐石器も各人ごとの個性と器に対する鑑賞力の有無を念頭に入れてのセッティングが肝要
ってことで、ここはひとつ寄せ向付けということに(種類の違う向付けの器を寄せ集めること)
あとはブッツケ本番で適宜取り替えればよい
懐石に使用する器が大凡決まってくると今度は後の濃茶、薄茶の道具取り合わせになるが、桃山時代における器の寄せ向付けっ、となると更なる吟味が必要だな、こりゃア
う〜ん、にしても点前道具組みと懐石道具組の取り合わせ考は他の何にも益して愉しいことこのうえない
いにしえの茶人、珠光から始まったとされる茶の湯と常に表裏一体にある懐石料理は正に第一ステージの花形なのだ
秀吉、利休、近代では益田鈍翁、畠山一清等の近代数寄者連も、こんな取り留めのないことを毎日考えていたことなのだろうか、う〜、ったく羨ましい限りサ
なんてことをおもいつつ、黄金色の朝陽が襖を染める四畳半の小宇宙は、冬木立に囲まれ乍ら、たちまちのうちに時空遊泳していったのであった
つづく
いかがでしたか。今後、当職の聖職である行政書士としてのキラリ日記を挟み乍ら茶の湯、庭、山行、居合、ゴルフ、古美術、そして酒等と思うが侭につづっていきたいとおもいますので楽しみにしていてください。

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