今年の鎌倉での、っていうか拙宅付近の山、っていったほうが良いかもしれないが秋の到来は理想的
なにが、ってゆーと拙僧の天敵である蚊が激減していつもの半ズボンで山内を闊歩していてもヤラれないのです
例年ですとちょっと足元の草をムシってただけで、ものの10秒もしないうちにバシ、ババババ、っと10数箇所は刺されまくりですから、そりゃア、たまったもンじゃありません
今年はそいつ等の待ち伏せはないのです
制約がないってのはホントーに素晴らしいことです
で、ここで茶の湯のおはし
実は昨日、9月21日、10ヶ月振りの茶事を催しました
当然にその1週間前から準備に奔走です、母屋から中腹の寄付き、山頂の茶室へと掛け上げっては降りてと20数回は往復したことでしょうか
しかし、嬉しいことに天敵である蚊がいないのですヨッ、ホッ、ホッホ!
そりゃあ仕事が捗りましてネ
この日の茶事はある重要人物を茶事に招いて連客3名の合計4人
わけ有りの茶事が故に亭主である拙僧、罷り間違えたら切腹モノでした
それではこの日の取り合わせをば
寄付 於碧水舎
床 達磨面壁図 鉄山宗純讃 海北友松 画 桃山時代
花 芒・吾亦紅
花入 信楽大壺
本席 於雲襄亭
床 圓 一字 清巌宗謂筆 江戸時代
香合 柿 宗古録 明時代
懐石
向付 平目昆布〆 古染・水玉に木葉 明時代
朱杯 金銀鶴蒔絵 大正時代
煮物 海老しんじょ・松茸
強肴 穴子・里芋・枝豆 花三島 李朝時代
同 和え物 高取り 江戸時代
同 海鼠 青呉州 明時代
笹飯 ずわい蟹 古備前俎板皿 桃山時代
香物 大根・人参 黄瀬戸銅鑼鉢 桃山時代
汁物 冬瓜
菓子 呉州赤絵 明時代
濃茶
床
花 桔梗・金、銀水引
花入 竹一重切 松浦鎮慎作 江戸時代
釜 笹乃絵図 分銅耳 古天命 桃山時代
水差 信楽 鬼桶 桃山時代
茶入 「龍門」 古瀬戸 桃山時代
茶杓 空中作 共筒 江戸時代
茶碗 鬼熊川 李朝時代
続き薄茶
棗 夜カラス 七代宗哲作 江戸時代
茶碗 砧青磁 14金 覆輪 南宋時代
以上