数寄者石山政義の時空遊泳その111 花見がすぐそこに・・・・

当山房の裏山を源氏山方面に散策しているとまだまだ梅が咲いているのを見かける

嬉しくもあるが、なんとなく違和感もちらつく
気持ちのなかではまた来年かなと整理できてる筈なのに、眼前とパッと咲かれてはこちらが戸惑ってしまうのだ
まあ、受容するしかないのだが・・・・
雑木と落ち葉のなかをかきわけていくといつものとおりの場所に山桜、そして染井吉野桜がひっそりと・・・・
おもわずほくそ笑んでしまう
花のふくらみは順調そうだし、今年はどのような花を咲かせてくれるのか愉しみだ
さて、茶室に戻って早速に水屋をごそごそ
古い桐箱開けてサラリと床に掛けたるこの一幅
月夜の晩に桜の花びらがチラチラと舞っている
とても粋な絵で気に入っている
おもわず季節の先取りをした次第
う〜ん、こうなると一杯やるしかないなア・・・・・・
(絵: 田中訥言筆 復古大和絵画家の祖 1767年〜1823年)