数寄者石山政義の時空遊泳その113 春うらら酒盃

確定申告も終ってサイフのなかはスッテンテンさネ
懐の寂しさ紛れってことでは御座ンせんが本日此処に取りいだしたる酒盃二つ
言わずもがなの高麗青磁に古唐津
かたや12世紀後半、一方は16世紀後半ってところ
それぞれの時代と好みが如実に反映されてとても気に入ってるのサ
エレガントとアニマル、ながらも両者、頗るシンプルで形も明快
持ちやすく、重さ、大きも法量、しかも手に馴染んで酒盃にはもってこいだゼ!
しかも両者、朝鮮半島の末裔が作ったってところがミソ
勿論、前者は官窯、後者は民窯と、雲泥の差がある
でも、英明な読者はお気づきの筈サ
やきものの本当の美ってやつをネ
乾杯!