2023-03-05 数寄モノ語り その188 寸切竹花入れ 鎌倉の四季 茶の湯 枯山水 古美術 花入れ さて、また茶道具を入手してしまった 御覧のとおりの竹花入れ 寸切竹花入れ 銘「伏乕」 江戸時代後期 充分寝かせた美竹 スラリとした端正なすがたでありながら 中節下にある自然を活かした寂び枯山水が 花入れ全体に重厚感と高い品性を醸し出す しかし、なんといってもこの花入れの真骨頂は すがた、それらを卓越したところにある すなわち、真の役者は活けた花であって その花に華を持たせること このことをしっかりと弁えたところにある