数寄モノ語り その179 雨期の風物と谷 文晁の蝸牛

さてと、5月も終わって、ここ御成山山中も日ごとに湿気の気配が漂ってくる・・・・

そうなると小動物類が今や遅しとばかりに天地から湧き出てくるのだ

「溜まり水を徘徊する蝸牛二匹 奇才 谷 文晁 画 江戸時代」


そう、真っ先に現れるのがトカゲ

こいつは無害だが逃げるのが遅く、しかも身が柔らかいから

逃げるタイミングを失すると誤って踏んでしまうから注意が肝要

そして、次にくるのがムカデ

私にとっては天敵だ

この輩は頭がいいから付き合うのが難しい

身丈は10~16センチで動きは鈍いと思いきや、どっこい

身の危険を察知するや否や、その俊敏さは

この種の小動物類では三本指に入るのではないか

喰われたからには激痛が全身に走り

10分もしないうちに真っ赤に大きく腫れ

8時間経つと刺された部分は膿みだす

このムカデと私との、延々5時間にわたる闘いはブロにも書きましたがネ

そりゃア恐ろしい軟体小動物(肉食類)ですヨ

罷り間違っても絶対、寝床に侵入させてはいけません

一方で冒頭写真のカタツムリはとてもおとなしく好きな爬虫類だ

青々とした木々の幹、葉、はたまた道々に

果ては家の内外窓だの壁を這いずってる姿がとても好印象的です

なにも考えずに雨のなか、ジ~っと観察してると心が落ち着きます

まあ、いろんな小動物が登場するのがこの季節です

すべて受容してこれからの雨期を乗り越えていきたいとおもいます