数寄モノ語り その173 令和3年師走の御歳暮御礼

令和3年12月師走 御礼葉書でございます 歳月人を待たずとは、まさに今年のことだった 世間の喧しさで明け、天から降った災難に右往左往したものの やっとこ、下火になった感 流石、大和民族 日本は賢い、と感じ入った次第 そうこうしてるうちに御歳暮の波…

数寄モノ語り その172 狩野探幽の不気味な減筆画

さて、久し振りにブログを投稿 江戸幕府、宮内御用絵師、狩野探幽筆「三日月に柳図}69歳の作品 日曜の朝方 ちょっと時間があったので茶室の横にあるお蔵の整理をば 古色整然とした古画の箱を確認していながら っと、気になって取り出したこの一品 母屋に…

数寄モノ語り その171 残暑お見舞い申し上げます

2021年8月の御礼手紙です 相変わらず世間は大変なことになってる そんななかでもいそいそと心温まる御品物を送っていただける方々がいる ここに深く感謝申し上げさせていただく次第です しかし夏休みもアッと終わってしまった あと4か月で今年もおさら…

数寄モノ語り その170 2021年正月居合初抜き 鎌倉碧水舎道場で

恒例 碧水舎道場飾り 本年は花が少なく苦労しました 謹んで新年のご挨拶をさせていただきます さて、2021年恒例の居合初抜きは 当碧水舎道場に於いて無事開催することが出来ました 昨今のことを考慮すれば流石に自重せねばと思案六法したものでした しか…

数寄モノ語り その169 2020年歳暮之御礼

昨年は大変な一年だった そんななかにも関わらず お客さんからは心の籠ったお歳暮をいっぱい頂戴致しました ここに精魂込めて感謝申し上げたいと存じます 点前座にて薄茶一服 心から御礼申し上げます いつものことながらその気持ちを絵葉書にしたためました …

数寄モノ語り その168 ゴルフ場の柿が渋いぜ

晩秋の富士山麓に生える柿の陰影 なんだかんだで11月も終わりだナ 今年は古美術商巡りが随分減った 週一は必ずといってよいほど足繁く通ったものだった 銀座から始まって京橋をはしご、そして日本橋へ 勿論、駄ものもあれば極上品もあってサ まさに玉石混…

数寄モノ語り その167 鎌倉碧水舎道場での即効床飾り

道場飾り 「真空」 於碧水舎道場 10月も半ば過ぎ 鎌倉もようやく肌寒くなってきた このまま一気に冷えてくると紅葉が愉しみになってくるのだが・・・ さて、先日、鎌倉碧水舎道場で撮影会があった 私が成り合いとしている居合のそれではなく 弟子の空手撮…

数寄モノ語り その166 闇夜の凄まじい閃光に秋の気配が

西の富士山側から迫りくる雷雲と稲光(鎌倉にて) 函南スプリングスで この日スコアは53の43で96 は、兎も角、昨今の影響のなか 温泉に入れたのは大変な幸せだった ここのは無色透明の単純温泉 近場の熱海、伊東とは違い、塩味はなく、クセもない 寧ろ…

数寄モノ語り その165 みちのくに骨董ロマンを求めたが・・・

古美術は欲と遥かなるロマンがあってナンボのもん それは奥深くその世界に足を踏み込んだからには 明治時代の染付皿「THE IRONS TONE CHINA・MATSUMURA&CO」15㎝×15㎝ 決して抜けられない愉しくも恐ろしい世界 そこは想像を絶する化け物もいれば 御慈悲…

数寄モノ語り その164 お盆に盆地でゴルフ三昧

北の杜ゴルフ倶楽部から望む南アルプス連山 昨日、盆の真っ只中、ゴルフ友人と山梨のゴルフ場を荒らし回ろうと 二つ返事でいそいそと車にウエポン突っ込んで一路山梨へ 初日はウッドストックCC 北東に秩父連山、南西に南アルプスを遠く垣間見ることができ…

数寄モノ語り その163 真夏の碧(あおい)

吉武弘樹 「碧」 油彩 盛夏、御見舞い申し上げます 連日の雷鳴とスコール サッパリして気持ちいいとおもうのだが 人によっては恐れおののくようだ 自然の生業、っと割り切ってみれば そう悪いモンでもない さて、ここに取り上げたる油彩画一幅をご覧あれ 決…

好きモノ語り その162 ゴルフ最中の一人独酌はタマらなく愉しい

函南GCで 揚げごぼうを肴に冷酒、臥龍梅を嗜む筆者 さて、本日から8月でゲス 事務所は8日から16日まで夏やすみ したがってなにが有っても事務員は免罪 その肩代わりは全て拙僧です は、さておき 長い梅雨も大凡上がったことでもあるし 身もこころも弾…

数寄モノ語り その161 2020年の暑中御見舞い御礼

令和2年7月、いただいたお中元への手製御礼はがきの一部です さてと、なんだかんだと喧しい世間さま そんな喧々諤々のさなかにも関わらず キッチリと礼を尽くしてくださる方々に感謝の気持ちを込めて 拙い絵を認めさせていただきました 時節柄、マスクをし…

数寄モノ語り その160 時節柄、目は口ほどの100倍モノを云う

江戸期の春日灯篭脇の石垣に咲くいわたばこの小群 いま、鎌倉の山中、特に日のあたらない岩、石垣の影では 「いわたばこ」が薄むらさきの小さな花を咲かせている うつつよの喧しさを避けるように いつもの季節にいつものところで・・・・・ さて、去年暮れか…

数寄モノ語り その158 現世と静寂

石段と緑の混然一体、三畳台目茶室への通い路 昨今の事態、にも関わらず 相も変わらずせっせかと鎌倉から東京くんだりまでしている今日この頃 職種柄致し方ないとは云うものの やはり精神的、肉体的には普段とは違うし プレッシャーも掛かるのだ 友人、はた…

数寄モノ語り 石山政義の時空遊泳 その157 令和2年の桜におもう その2 

於風月CC 中コース9Hから さくら開花・・・・・だナ 4月の季節、少し早いが期待どおりに咲いてくれたもんだ ここの桜は9割が山桜で1割が染井吉野 先だっての白帆CCのそれは逆に8割方が染井吉野 その前の習志野CCは全体的に桜が少なかったナ もし…

数寄モノ語り 石山政義の時空遊泳 その156 令和2年という桜は  

習志野は七分咲愛のさくらかな 日本人は梅と桜がなくては一年が始まらない で、梅は鎌倉碧雲山房庭内でそれなりに観覧出来るし 桜、とくれば山桜、染井吉野が裏の御成山にひっそり そしてついには鎌倉の山並みを繚乱狂舞するのだ ところで、ここに取り挙げた…

数寄モノ語り 石山政義の時空遊泳 その155 異才を放つ久保田孝司画伯の油絵  

日本の伝統、水墨技法を彷彿させる久保田孝司の油彩 世の中、いろいろと喧しい しかし、日本の叡智が解決するものと確信 ところで、ここに取り上げたる油絵一点 どんよりと曇った空と青暗い山並み・・・ おそらくは後峰は標高1500メートル前後 前峰の低…

数寄モノ語り 石山政義の時空遊泳 その154 うなぎ屋のお給仕さん

うなぎ屋 「はしもと」の立役者の方々 久し振りに日本橋は八重洲口近くにある「はしもと」でうなぎを食べた 相変わらずのあぶらも程ほどにサッパリしたもので小生としては好きな味だ いつもの二階の掘り炬燵に陣取ってまずはビールをば 酒肴は茶碗蒸しをはじ…

数寄モノの時空遊泳その153 居合弟子の空手10周年参加

悠然と演武に入る筆者 鎌倉で拙僧の弟子が鎌倉は鶴岡会館にて空手10周年記念を主催した 御多分に漏れず碧水舎道場主としの演武とお言葉を懇願されたのだが 体よく断った が、そうは参らず演武だけでもということに相成った次第 しかし、同じ演武でも敵対し…

数寄モノの時空遊泳 その152  令和2年の居合初抜き&茶の湯 その3

令和二年 碧水舎道場飾り 1月4日に執り行われた居合初抜きの道場飾りについて少々語ってみたい 花は例年、庭の蝋梅を中心に寒梅、南天等を挿したものだが 昨年の19号台風で蝋梅は倒れてしまった それでも生きながらえた幹枝から一輪咲いてたものを挿して…

数寄モノ時空遊泳その151 令和2年の居合初抜き&茶の湯その2

雲襄亭で思索する亭主 \ 令和2年の初居合と茶の湯は、御客人、そして裏方の気持ちがマッチ 御成山から見遣る、喧騒な街並みをよそに地味ながらも愉しいひとときであった ところで当日、雲襄亭における亭主振る舞いの雄姿?を撮影した客人が 感謝の意と茶席…

数寄モノの時空遊泳 その150  令和2年の居合初抜き&茶の湯

草庵 雲襄亭へと誘う乱れ石 令和2年、相変わらずの初抜きに山頂草庵雲襄亭でのおせち料理持ち寄り茶の湯 今年は1月4日の9時30分からいつもの御成山拙宅にて 前年師走からの庭から茶室内準備までと、いつもの庭師さんの協力が必須 当日の茶の湯での、道…

数寄モノの時空遊泳その149  令和元年之お歳暮御礼

令和元年御歳暮への御礼画 元号が令和になったかとおもったらもう12月 その間、いろんなことがあった 特に台風15・19号は全国的に被害が甚大 拙僧が鎌倉の山も半端なかったナ 15号では西から、19号は南南東からのドえらい暴風雨で大木が何本も倒れ…

数寄モノ語り 石山政義の時空遊泳 その148 令和元年お中元之御礼

皆々様、ありがとうございます 令和元年の梅雨が中々上がらないですネエ たしか平成最後30年のそれは随分早かったには驚いたものです お蔭さまで夏は異常に暑かった記憶があります 今年はどんな暑中になることやら、期待と不安が入り混じっております まあ…

数寄モノ 石山政義の時空遊泳 その147 ゴルフ場のさくら

習志野CC 七部咲き枝垂れ桜 さて、小雨の降るなか 平日ってエーのにゴルフを・・・・・ 実に不謹慎極まりない、というきもちが纏わりつくのはいつものこと そーはいってもクライアントとの付き合いなんだからネ 仕事の延長線ってことでシャンシャンシャン …

数寄モノ 石山政義の時空遊泳 その146 満ち足りた形姿 三島徳利 

三島徳利 李朝初期(16C) このあいだ、へたゴルフにいってきた 昼、中生ビールやって、止せばいーのに静岡の名酒、臥龍梅冷酒1合飲んで後半に臨んだものだ そーしたらドライバからアイアンまでが全部右へすっ飛んでいく いわゆるシャンクってやつ まあ…

数寄モノ 石山政義の時空遊泳 その145 春気を感じる画 

Jiri CHADIMA(ハディマ) チェコスロバキア 鎌倉でも漸く春霞が山河を包みはじめた 朝6時、軒先に出れば眼下に見遣る鎌倉市街、そして鎌倉海岸辺り 薄明りに照らされた白もやが微妙ないろに変化して幻想的な世界を醸し出す さて、ここに取り上…

数寄モノ 石山政義の時空遊泳 その144 散花と茶事

2月にしてはやけにアったかい 庭の梅が一斉に咲いちまって しかし、こんなにナマ暖ったかいンじゃ、桜も開花してしまうのを恐れる さてと、世間ばなしもこのへんにしておいて 久しぶりに茶の湯のはなしをひとつ 2月初旬に、っとある茶事に招かれた とはい…

数寄モノ 石山政義の時空遊泳 その142 ゴルフと地震

正月気分もスッ飛んで仕事のヤマに埋まっている こうなるとその反動でサ ヘタなゴルフにも埋没したくなるのも人情 早速、鎌倉を6時10分出立 そして茨城は友部駅から送迎バスで15分のスターツ笠間GCへ かのゴルフ場設計家、井上誠一御自慢の女性の如く…