茶の湯
数寄者石山政義の洞庭秋月亭における茶の湯その3(その2はこちらから) 鎌倉は碧雲山房の母屋から東南方向を見遣るたびに対岸の山並みは赤く、あるいは黄色く刻々と染められていく。 当母屋も周りだけは落葉樹が多く、一日経つとデッキには、黄色だの赤、…
数寄者石山政義の洞庭秋月亭における茶の湯その2(その1はこちらから) 鎌倉は当山碧雲山房にて・・・秋らしい早朝の日差しが竹林を照らす。 木漏れ日ならぬ竹漏れ日といったところか。凛々しく、直線的で鋭角ながらしなやかさをもあわせもつこの竹林、い…
数寄者 石山政義の洞庭秋月亭における茶の湯(その1) 10月にもなると、ここ鎌倉も秋の気配がひたひたと、そう、天地が繰りなす自然のリズとともに確実にやってくる。 鎌倉は於当山鎌倉碧雲山房 2009年初秋、早朝の旭日。対岸の山並みも薄茶色に移ろ…
当山は於鎌倉碧雲山房 早朝、門を入った右側傾斜に咲く朝顔。去年は咲き乱れ、頗る華やかであったが今年は一花開いては散るというあはれなものだった。山房内の環境は変わっていないはずなのだが、いきものにはすべてリズムがあるとするならば今年はそういう…
ここ2、3回ばかり仕事ブログを綴ったんで、小休止ということで数寄な戯言を適当にいってみたいと存じます。 於鎌倉碧雲山房庭 中庭の約2メートルの石垣のもとで咲く半夏生(ハンゲショウ)、もとの名は半化粧というとおり、地が青い筈の葉が半分白いとこ…
ここのところ、ここ鎌倉は小雨が降ったり止んだり。百足だの蚊だのと、およそ山で生活する限り、やっかいな輩が出没するのは当たり前であるし、当の昔に簡単に受容してしまった。 本日も前回の骨董屋巡りの続きとうことで 於鎌倉碧雲山房 あちらこちらに群生…
碧雲山房は雲襄亭、石山政義の茶の湯と居合にキラリ その4(完結編) あー、疲れた、今日も一日よく動いたなア〜、よーし!なんとしても今晩でシリーズ完結だア。 でも、没入するまえに一杯入れないと気分も乗らないんで失礼をば致してグイっとね。 於鎌倉…
雲襄亭主 石山政義の時空遊泳と桜だよりにキラリ 於当山鎌倉碧雲山房 4月3日朝7時現在 門から入って母屋に行き着く手前右には、常緑樹の大木をバックに、やっと4分咲きの枝垂れ桜が・・・薄桃色の花弁が新鮮で瑞々しい ここ、鎌倉では桜がやっと咲きだし…
雲襄亭主 石山政義の茶の湯と居合いにキラリ その2 前回に引き続き、茶の湯と居合の続きといきましょう。 於当山碧雲山房 当日のメイン道場になる鎌倉碧水舎道場のピラミッド型ドーム屋根を当山中腹から見おろす 上部には、新緑が早朝の爽やかな風に揺られ…
鎌倉碧雲山房は雲襄庵主 石山政義の数寄者ものがたりにキラリ7 於拙宅鎌倉碧雲山房 午前8時、当山中腹から見遣る鎌倉街並み わずかな朝霞が朝日とからみあい、辺りが薄紫に染められていく・・・・・春の予感・・・・・ すっかり春めいてしまって、ここ、鎌…
雲襄亭主 石山政義のキラリな挿絵 於母屋三畳台目床間 定石通り真塗矢筈薄板に12世紀高麗青磁瓶に活けた著莪(シャガ)の蕾・・・ 自然、かたや作為ながら、ともに時空を超え、格、色合いとも、ピタリと一致し、全体に高雅さが感ぜられると拙僧は考えるの…
本日は、仕事ブログの合間ということで、先週参列してまいりました桃源郷美術館主催の恒例であります桃源茶会を取り上げて、ちょっと気分転換ということで。 於拙宅碧雲山房 門を潜り、長い階段を上りきると左右に岐れる路がある。そこを左に、さらに二十歩…
正月茶事その3 於拙宅碧雲山房 削りも荒々しい鎌倉彫朱塗半月盆に取り合わせたる向付けと酒盃 前者は白地に染付が効いている木の葉型古染皿 5時間〆たヒラメの昆布〆を厚さ3ミリから4ミリ程で五枚盛ってみた この器のゆったりとした大きさは次にくる焼き…
於拙僧碧雲山房内 早朝、東側門から階段を48段ほど上り、右に曲がるところのゆるやかな左側斜面に咲く寒椿 朝陽の光りが眩しいが、その光りの陰陽さのせいか花の紅さが一段と冴えている さてと、1月31日11時よりの茶事に馳せ参じ仕り奉り候、ってこと…
今日は平成21年1月31日 まことに時の過ぎ去るのは早い。 於拙宅鎌倉碧雲山房 東北東に位置する自然を生かした、やや小高い築山型式の庭 母屋からゆるやかに回り込んだ石段の右には小雨に濡れた熊笹が群生している そして、きりりとした姿のよい灯篭を背…
母屋、碧水舎道場の飾り附けが完了し、さて、いよいよ最後の仕上げである山頂、雲襄庵の正月飾りだ。 永いあいだの風化により味わいのある石段に・・・200年は経てるのだろうか 冬の木漏れ日がいちだんと鎌倉らしさを醸し出す しかし、数えたことはないの…
朝寝坊、7時半といったとこでしょうか・・・・・徹夜も手伝って旭日が実に眩しい 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 新年を迎えましたが今年は如何様な年になることか、予測が 難しいと存じます。拙僧の年賀状にも記しましたが前半はまず、その回復は望め…
前回に引き続き、拙僧と数寄者たちの遠寺晩鐘堂における茶の湯の続きをば。 於拙僧宅 御成山山頂茶室延べ段を望むその先に蹲 右には四畳半本勝手の茶室を擁する雲壌亭が・・・にしても晩秋は枯れ葉が多く忙しい拙僧にとっては掃く時間がなく不本意なのだ・・…
行政書士 石山政義こと碧雲山人の時空遊泳 俗塵を払って(15) 数寄ものがたりにキラリ(7) 秋も刻々と深まって、拙僧としましては心身ともきびきびして、なにをやってもすばやく行動ができる時期だ。 早朝の鎌倉を散策 拙僧宅山頂にかかる中天よりやや…
俗塵を払って(13) 数寄ものがたりにキラリ(5) ここんところ、鎌倉の山中での拙宅三畳台目では夜半と早朝は布団をガバっとかぶり直すし、夜中は一層鈴虫が喧しい。 こういうところにいると、人間と自然が、なんの前触れもなくふわりと一体融和でき、季…
俗塵を払って(12) 数寄ものがたりにキラリ(4) 仕事、山行、仕事とブログを重ねてきましたんで本日は久しぶりに、茶の湯のよも山話でもしましょうかねエ〜、どちらかってーと、マイナーで地味なもんでもあるし、第一、茶事ってのは約束が沢山!ってイ…
魯山人][碧雲山人]行政書士 石山政義こと鎌倉碧雲山人の時空遊泳 俗塵を払って(5) 北大路魯山人の凄さ(その3) 於鎌倉拙宅裏山乃筍。今年の筍は太くなぜか伸びるのが早い。 先日は山行の御話をしましたが、本日は魯山人の話を。なんせ、彼の素晴らしさ…
俗塵を払って(5) 左から鎌倉四耳壺、高麗青磁徳利、シャチハタ印鑑、藤原佛 北大路魯山人の凄さ(その2) 稀代の北大路魯山人について引き続き、思うがままに語ってみたいと存じます。 春もたけなわ、またぞろ魯山人に関する企画、展示が筍の如く展開され…
俗塵を払って(4) 数寄ものがたりにキラリ(3) 本日は、某茶会に招かれたばかりのほやほやですから、臨場感あるし、忘れないうちに日記しておきましょうかね。 桜も本日が最後かな、雨風といふ無情は、明日もないようだから、あと一日だけ愛でさせてもら…
俗塵を払って(3) 拙宅玄関 左より鎌倉四耳壺 藤原仏 数寄ものがたりにキラリ(2) 本日は、尊崇する某大尽より茶会の御招待をうけたので、その茶会における御亭主の道具の取合わせ、あわせて全体の雰囲気を感じたままに述べてみたいと存じます。 大兄と…